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触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第6章 越冬準備と家から引きずり出されるニート(後編)

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それは酒、それは薬、それは危険物、それは…。

どうも、右肘の内側が痛い。湿布貼ったけどあんまり効果ないんだよな…。

それから、小説じゃないんだけどある成果物を世の中に出してきました。

Excel関数だけで作った、配列操作とユニコードランタイム、それらの上で動くJSONPARSERです。


追記 安全面と誤解していた表現を修正。

 踏んだり蹴ったりな目にあった上に、盛大に注目されてしまった。表彰だけでもめちゃくちゃ目立ったのに、襲われたことで完全に注目を集めてしまった。逮捕された襲撃犯は、完全だんまりらしいし、なんで自分が襲われたのかもわからない。もう勘弁してくれよ。…というわけで、当面の予定は白紙にしてお家引きこもり生活をスタート。どのみち、今の注目された状態でダンジョンなんか入れる訳がない。


 実際として、キャパシティーなんかとっくの昔にオーバーしてしまったので、なんやかんやもうどうでも良くなった所である。しばらく好きにさせてもらう…とブチギレたので、自宅で土流のために、タイルの粉を削る作業に没頭している。


 っていうか、このタイル、本当にどんな原理で構成されてるんだろうか。物体である以上、物理法則には従うハズなんだけど。魔力の力で壊れません!とかだったら、もうお手上げというしかない。そういえば、温度差で破壊する方法を考えたんだっけ。あとはなんだ?共振破壊とかか?要するに、力技で破壊できないのであれば、そのような、物理学的な構造それ自体へのアプローチで破壊するぐらいしか思いつかない。物質の膨張差やら、物質の構造の脆弱性…つまりは、固有振動数やいわゆる劈開面とかいうやつを探して破壊するしか無さそうだ。


 「問題はなぁ、急速冷凍が家庭環境だと至難なんだよなぁ。固有振動数を探すような機械も超音波を出せるような機械も、どのご家庭にも一回に一台みたいな機械じゃないからな。」


 つまり、専用の実験機材の不在が問題である。厳密な測定が必要な訳では無いが、このような化学や物理学のアプローチを掛けるのならば、最低限必要な設備というものがどうしても有る。今回の実験の場合は、液体窒素と超音波の発振装置だな。それも、超音波もただ出せれば良い訳ではなくて、強力な音波をだせなければないのと、その振動数を調節できるという必要がある。


 「液体窒素なぁ…。『家庭用液体窒素』検索。」


 まぁ、当然ながらそんなものは存在せず。そもそも液体窒素が危険物扱いだった。やはり個人での取り扱いは不可能だと思っていいだろう。テレビとか動画共有サイトでは、液体窒素になんでもかんでも放り込んで、瞬間冷凍している実験はよく見るし、液体窒素調理みたいなのもでているから、もう少し手軽に使えると思ったのだが。意外とそうでもないみたいだ。


 「んー、現実解にまで落とすと、ドライアイスぐらいが低温ではもっとも手頃か。だがそれだと瞬間冷凍ってまでいかんよな。…いや、意外といける?」


 そうやって調べてみたところ、無水エタノールとドライアイスによって冷却実験をしている動画を見つけた。なるほど、ドライアイスでも十分冷やせそうだ。一度お湯でしっかり茹でたタイルか高温に熱したタイルを、ドライアイスとエタノールの溶液に投げ込めばうまくいけば破壊できるかもしれない。前者の場合はタイルの中に染み込んだ水分が、凍結時に膨張することで物質を内側から破壊する。後者の方は、タイル内の成分の膨張率の違いを利用して、高温から一気に急速冷凍することで、タイルの組成自体を劣化させる目論見だ。


 …まてよ?高温には強くても、意外と冷凍するだけで脆くなったりしないか?とりあえずドライアイスだけでも調達したいな。しかし、ドライアイスとエタノールか。買いに行くにしても、今は外にでたくないがな。しかし通販で頼んで悠長に到着を待ってもられないな。…仕方がないが誰かを頼るしか無いだろう。だが、電話帳の登録は3人しかいないんだよな。うーん。実質一択だな。


***************************************

 

 「もしもし、裏野です。」

 「もしもし、西田です。珍しいですね、電話を掛けてくるなんて。」

 「西田のホームセンターって、自宅配送とかって対応している?」

 「してないですが、言いたいことは概ね分かりますよ。面倒くさいってのもあるんでしょうけど、外を出歩けないんですよね。本当は大型とかじゃない限りは駄目なんですけど、『個人的な買い出しの頼みの範疇』で良いなら、貸し一つでお届けしますよ。」


 話が早くて助かる。


 「無水エタノールとドライアイスが欲しいんだが。」

 「同じような用途ならば、液体窒素がおすすめですよ。」

 「それ、個人に販売できんのかよ。」

 「無理ですね。」

 「知ってた。」

 「ドライアイスとエタノールですね。量は?それからいろいろ種類がありますけど。」

 「…とりあえずそれぞれ1kgずつ。また、可能なら多少ぐらいなら、口にはいっても問題ないものがいい。」

 「あー、エタノールの濃度は無水でいいんですか?」

 「無水のものが欲しい。」

 「困りましたね。高濃度だとエタノールは危険物になるんですよ。」

 「…本当か?」

 「えぇ、それから安全面に配慮すると、まずドライアイスは食品グレードのものがあります。また、エタノールですが、その条件を満たすエタノールは分類上『酒』です。直接は飲めなくて本来は食品添加物に利用されるものです。いくら個人的に頼まれても、『酒』で『危険物』の配送は難しいですね。免許の問題もありますし。」


 これまた想定外だが、エタノールは飲用可だと酒になるらしい。なるほど、私が買いに行く分は問題無さそうだが、コレを店側に届けさせると問題がでそうだ。


 「私の代わりに、誰かが取りに行くというのは可能か?」

 「それなら、名目上問題は無いですね。来店されたお客様に販売する分には。ですが、グレーゾーンですね。できればやめてほしいです。目的は?」

 「冷却実験に使いたくて。」

 「まぁ、でしょうね。ドライアイスも同時注文ですし。400ml容器で3本と、ドライアイス1.2kgでどうです?別に、同じ量揃える必要はないんですけど。ただ、冷却実験に使うのであれば、倍はあったほうがいいと思います。そうなると400が5本と、ドライアイス2kgが良いかと思います。」

 「…わかった。それで良い。」

 「では、裏野さんが取りに来られますか?」

 「…外、出歩けないって言ったよな?」

 「迎えに行きましょうか?無料ですよ。」

 「断る。できれば、家からも出たくないんだ。もともと引きこもりなんでね。」

 「その割には、ちょくちょくうちに来てますよね?」

 「ぐぬ…。」


 なんだかんだ、西田のホームセンターにはお世話になっているからな。そこを突っ込まれるとどうにもしようがない。私もまぁ、はっきり認識していたけど、なんだかんだ外に出たり、連れ出されたりしてるから、本当は勘弁して欲しい。


 「ともかく、そういうことならば、可能なら本人に来ていただきたいんですよね。デリバリーは『個人的な買い出しを頼まれた』という建前ならば出来なくはないですが、やっぱり私が携わると対外で問題になると思います。」

 「そうか。」


 そうなると…やむを得ないか。

別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

https://ncode.syosetu.com/n4475kl/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

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