表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第5章 越冬準備と家から引きずり出されるニート(前編)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

141/148

大体見れば分かる。…普通だろ?

 「で、この後どうするんだ?」

 「さっきも言いましたが、とりあえず捕獲します。」

 「できんのか?武器持ってんぞアイツ。」

 「…は?いくら協会内と言え、このエリアは一般開放もされてますし武器の持ち込み禁止ですよ?私達は演出のために、防具と武器を着用・携帯はしてましたけど、表彰終わってから協会職員に預けたじゃないですか。それに見た目にも、武器なんて持ってないですよ?」

 「シャツの胸ポケットにタバコとライター、100円ライターじゃなくてちゃんとしたヤツ。タバコは銘柄不明、ジャケット左内側に膨らみ、たぶん警棒やトンファーの類。ズボン後ろポケットに長財布、左ポケットにもなんか入ってる。…スマホはジャケットの右側の内ポケットだな。想定右利き。だからシャツも左胸にポケットがある。右手でタバコ取るから。スマホが右側内ポケットなのは、左側の内ポケットが塞がってるから。」

 「待ってください。なぜ分かるんです。」

 「膨らみ方と癖。あと死ぬほどヤニ臭い。絶対、ヘビースモーカー。」


 大体見れば分かる。タバコとライターの膨らみは特徴的段差がある。大体はセットで入ってるから、重なっている場合、タバコとライターで二段階の膨らみになるし、基本的にはこの2つを必ずセットにする。たまに別にするやつがいないこともないが、それでも使いやすいところにしまう。そして、シャツの左胸のポケットにタバコをしまうヘビースモーカー。つまり、無意識にタバコを利き手でとって、そのまま戻す。


 シャツによってはよく見れば、タバコとライターぐらいなら透けて見える。禁煙のこのエリアで、ずーっとこっちを監視してるから、本来ならば、そろそろヤニを吸いたくてたまらないだろう。私がこいつを監視役だと、明確に断定したのもそれだ。タバコを吸いたいのに、喫煙ゾーンに移動しない。つまり出来ない。目的があって、そこにいるから。


 「事実なら、大手を振って制圧できます。本当に確実ですか?」

 「まぁ8割程。1割は武器に見えるだけの、また別の何かだな。」

 「もう1割は?」

 「刃物。」

 「武器じゃないですか。」

 「8割は近接打撃系だから。」

 「違う、そうじゃない。」

 「先輩、そういうとこですよ?」


 解せぬ。


 「さっきまで半ホームレスの、生活力皆無なちい◯わだったのに…。」

 「先輩、どこでそんな技能身につけたんですか?」

 「中学でも不良のアホは見た目じゃわからん。よくある漫画でのリーゼントヘアーだの、改造学ランだのでわかりやすいアピールや格好なんてはしてはくれない。見た目はただの、普通の学生だ。よほどのアホじゃなけりゃぁな。だが、()()()()()()は大体はタバコを持ってるからな、学ランの上から、その膨らみで見分けるんだ。だから自然とだがどこに追加のポケットがあって、そしてそのポケットの膨らみ方で何が入ってるかを観察するんだ。一度ポケットから出してくれれば答え合わせできるから、その動作と中身と膨らみ方を見ていれば、やがて膨らみ方だけで分かるようになる。」

 「ア、ハイ。」


 なんで急にカタコトに?ま、いいか。ちなみに、特殊技能ではない。ただの観察の結果でしかないし、たぶん誰でもできる。というか、アイツに関してはあからさまに、タバコの形してるしな。たぶん誰もわかるぞ。


 「先輩、今度一緒に遊びに行きましょうね。」

 「いや、別に。こんな田舎でどこいくんだよ。」

 「映画とかあるじゃないですか。」

 「アニメぐらいしか見ないぞ?」

 「良いですよ。先輩の見たいやつで。」


 おっおう。だが、それは神埼、お前が見ても楽しめるとは限らないが大丈夫か?別に無理に、私を家から出そうとしなくていいんだぞ?女性なら、なんかドラマとか見たいんじゃないのか?ただ、私、邦画って苦手なんだよな。洋画はよくわかんないし。コ◯ンドーなら見たいかな。絶対映画館でやってないけど。やっぱアニメになるんだよな。といっても、最近なにやってるか知らないや。撮りためたアニメも、まったく見れてないし。


 そうだな。最後にみたアニメってなんだっけ…なんかそうだな、確か「パンツじゃないから!」みたいなセリフが出て気がする。めっちゃ好きだったはずなのに、やっぱり思い出せない。BDも買ったんだけど、たぶん本棚のどっかでホコリ被ってるな。そういや、あれも魔法のアニメだっけ。たしか、風魔法みたいなのでてきたな。渦巻くヤツ。っていうか、機械もでてくるんだけど、あれも魔法で跳んでたんだっけ。…無いのに空飛んでるやつもいなかったか?どうだっけ?


 「裏野さん、今、協会職員が周囲を囲んでますから、そのまま雑談お願いします。」

 「分かった。」


 また、思考実験してたな。関係ないことを考えすぎだ。


 「映画でも良いんだけど、絶対私が見る映画は、神埼がみても面白くないと思うぞ。」

 「…そうじゃない。」

 「…?ま、見たいなら止めはしないけどさ。」

 「じゃぁ、先輩はどっか遊びに行きたい所とかあります?」

 「無いかな、家に引きこもってるときが、一番安心する。」

 「…先輩ぃ。」

 「裏野さん。そういうとこですよ。」

 「どういうとこだよ。」


 解せぬ。遊びに行きたいところがないって、素直に答えただけなのに。

別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

https://ncode.syosetu.com/n4475kl/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
まさかのスト魔女で笑った 日本のアニメで初めて見たのがスト魔女ですね私 小学生の頃でした
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ