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触手 in クーラーボックス(仮)  作者: 一級フラグ建築士
第5章 越冬準備と家から引きずり出されるニート(前編)

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ダイヤモンドを制するには、ダイヤモンド。

 土流いわく、この産業廃棄物は粉にできる上に、土流が食べられるらしい。そこまでして食べるものなのか?という疑問はあるが、粉にできるということにちょっと興味が出たのでもうちょっと詳しく聞いてみる。ただ、ところどころ伝わらないんだよな。たぶん私の知らない単語やら知識だから伝わってない感じがする。というか、ジェスチャーだけでここまで会話出来るのを褒めてほしい。


 「…はぁ、特別美味しくはないけど、必要な栄養素が取れる。…なんでそんな事知ってるんだ?」


 そこを指摘すると、とたんに返答が無くなる。うん、たぶん言えないんだろうな。最近分かってきたが、水流も土流も普通ではない。…今頃!?と言われるかもしれないが、いや、最初から知ってたけど。そうじゃなくて。あー…、ともかく、土流は食べられると。じゃぁ人間は?


 「…食えなくはないけど、オススメしない。人が食べたことがないから。…だから、なんで知ってる。」


 こっちからはさ、無理には聞かないけどさ、自分からうっかり伝えすぎるのは知らんぞ?


 ま、ともかく、食えなくはない代物らしい。いや、おもいっきりタイルだが。…試しに齧ろうとしてみたが、うん。絶対歯が折れる。舐めてみたが味らしい味はしない。少なくとも、人が食べるにしても、粉にしてみないことにはどうしようも無いだろう。


 「で、どうやって粉にするんだ?」


 そうして、そっと明後日の方向を見る土流…あっ、なるほど、…うん。…いや、方法は知らんのかい!


****************************


 というわけで、裏庭にでてタイルを粉にする方法をいろいろ試してみる。ともかく、まずは割れなければ話にならない。まぁ、とりあえずハンマーかな。まずは、いつも通り、押し入れの中にあった工具セットに入っていた、ノミとハンマーを使ってみる。


 「そぉい!」


 <<ゴッ>>>


 …硬ァ!?手が痺れる!?タイルからしていい音じゃないぞ!?なんだよ。ガチンとか、ガツンとかじゃなくて。ゴッってなんだよ。硬度どんだけあるんだよ、このタイル。ノミの方をみてみると、案の定、刃先が欠けている。おーい。まぁ流石ダンジョン産の物質といったところか。鉄如きじゃぁ、駄目ってことだな。


 「ってことは、単純な力技じゃ絶対ムリだろ。」


 鉄が負けてる時点で、まぁ、まず無理だろうな。となると、このあと用意していたカンナとかヤスリとかも無理そうだが。まぁヤスリは試してみるか。一応金属用のヤスリだけど。


 ダメ元になるがタイルをしっかりと固定して、角にヤスリをあてる。そして、ゆっくりとヤスリを動かす。接地面が、ゴリゴリ言っているけど、削れている様子は見られない。…あっいや、ヤスリの目が潰れていってる。どんだけ硬いんだよ。あー、ヤスリの方が削れてる。


 「まぁ、想定はしていたけど、工具じゃ無理だな。」


 『出来ればラッキー。』程度の考えでやってみたが、案の定、工具では歯が立たない。


 「となると、根本的に考え方を変更する必要があるな。」


 ダンジョン産の金属や、物質なら歯が立つのか?それとも、モンスターに分解してもらうのだろうか?少なくとも土流は「食べられる」とは言ってたが、「硬い」とも言ってた。(ジェスチャーだけど。)うーん。それこそ、ダイヤモンドでなんとかならんか?ダイヤの無駄遣いか。


 「…はー。どうやったらこんな硬い物質、粉状に削れるんだ。」


****************************


 「ヤスリ 最強 検索」


 ダンジョン産のヤスリとかあるんだろうか?と思いつつ、まずは、最強のヤスリでなんとかならないかと考えた。まぁ、買えるかどうかは別問題として、だめになった金属のヤスリではなくて、ワンランク上のヤスリも欲しいし。流石に工具に関する知識があんまりないので、まずは検索だ。最近では、AIが検索情報をまとめてくれるが、地道に検索するほうが良い。幸いにして、最強のヤスリはすぐに見つかった。


 「ダイヤモンドヤスリ…。」


 なるほどね。最も硬い物質を、そのままヤスリにしたのか。へぇ、金属ベースに粉状のダイヤモンドをくっつけて作るのか。高いのかと思ったら、意外とそんな高い物でもないな。一本ぐらいはホームセンターに行って買って来てもいいか。


 なるほどね。粉状のダイヤモンドをね。


 「…粉状のダイヤモンド?ダイヤモンドって粉になるのか?…いや、よく考えたら、ダイヤモンドのカッティング出来るんだから、当然粉にも出来るよな。」


 どうやってダイヤモンドをカッティングしてるんだ?ダイヤモンド同士を擦り合わせる?そうか、ダイヤモンドを削れるのは、ダイヤモンドしか無いのか。…あっ。


****************************


 タイルを固定して角を上に向け、そこにタイルを叩きつける。<<ゴッ>>という音とともに、タイルの角がちょっとだけ削れるのを確認する。


 「あ~…。」


 アホだな。私。タイルが硬いなら、タイルをぶつければよかったんじゃないか。同じ物質なんだから、削れないわけがない。すっごい地味で地道ではあるけど、一番最初に思いついて然るべき方法だ。ヤスリについて調べなくても、鍋の中の豆腐や、大根、じゃがいもを思いつけば、簡単に思いついたはずだ。


 目には目を、歯に歯を、タイルにはタイルを。


 まぁ、流石にこの方法で得られるタイル粉は微々たるものである。だが、一方で、一定の粉が取れれば、この粉からヤスリが作れる訳で。いや、自分では作れないけど。まとまった粉が取れれば、何かいろいろ使えるかもしれないし。


 「ん?水流?どうした?…えっ、少し分けて欲しい?良いけど?」


 土流の為にタイルを粉にしてたら、水流が欲しがり始めた。食べる訳じゃないだろうけど…一体何に使う気なんだ?

別作あり〼

愛用のクッションがどうもなにか変

https://ncode.syosetu.com/n4475kl/


青空設置しました。

https://bsky.app/profile/sternjp.bsky.social

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