収穫無し、体力無し、希望無し、予定無し、仕事無し。
あぁあああもう二とニおかしいやろ!!!
第二階層←これでなんで二がニになるかな!前後考えても二で変換してくれよ!!!IME!!!
第三階層で変換して第サン階層にはならないだろ!!なんで第二階層だけニになるんだよ!
(‘、3_ヽ)_
第二階層を神埼と散策して回るが、概ね第一階層とそれほど変わらない。ただ、第一階層よりも地形がやはり厳しいなと思う。ゴツゴツした岩も多いし、足場も悪い。泥のぬかるみが多くなっているし、あっちもこっちも水、水、水っていう感じだ。第三階層方向へは更に下っていく感じになる上に、泥だらけの湿地や、岩だらけの川沿いなど、足場が悪い場所が多い。これ、深入りすると戻る時はうっすら上りになる訳で、あんまり奥に進みたくないな。
だが、長い事やはり訪れる人がすくなかったのか、第一階層よりもトミヨニとアシツキノリモドキだらけだ。苔むした険しい岩肌は、長い事その周辺を人が通過していないことを意味している。やはりキャニオニングに適した装備があったほうが、この辺の地形は攻略しやすいだろう。
正直、ケイビング用に揃えた装備が死ぬほど役に立っている。特に靴だ、そう、普通の靴に見えるのに防水のため中に水が侵入することが無い。それでいて裏側のスパイクによって、岩だろうが泥だろうがしっかりと踏ん張れる。普通の靴だと、こうはいかなかった。
一方で、普通の靴を履いているにもかかわらず、すいすいと、時にはジャンプまでしてこの険しい岩場やら泥だらけの湿地などを、私より早いスピードで進んでいく神埼は、一体なんなんだ。ダンジョン産の探索者向けの装備をしている私よりも、自由自在に動き回っている。…やっぱ元の運動スペックが違うのだろうな。やべぇな。
「先輩ー!遅いですー!」
「…分かっている。分かっているが。そんな器用に私は動き回れない。もう少しペースを落としてくれ。頼む。」
「しょうがないですね~。もっと運動した方がいいですよ!」
痛いところをついてくるが、言い返す元気が無い。まったくこの行動力の化身め…。
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第二階層も真ん中ぐらいまで進んだが、相変わらずの地形と、相変わらずのトミヨニ天国である。かわったモンスターがでる気配も、なんらかのアイテムを獲得できるような気配も微塵もない。水たまりに、小川に、湿地に…じゃぶじゃぶずぶずぶと大量の水、水、水。
おそらく水流ならば、あっという間にこの階層を抜けるんだろう。ともかくニートの私には、動き回るだけでも一苦労だ。冷たい水に体温を奪われているはずなのに、険しい足場を動き回るから全身運動で汗だくになる。それでいて、収穫らしい収穫は無い。
「神埼、頼む、休憩させて欲しい。」
たまりかねて、ついにギブアップを宣言する。
「しょうがないですねぇ。」
「お前が…体力底無しなだけだ。」
「まぁ、モンスターらしいモンスター、今のところ出てないですし、そこの岩陰で休憩しますか。」
「頼む。」
この葦附ダンジョンは、広さこそ大型とは言えないが、それなりに広い。そもそも第一階層と第二階層は、崖と湖で分断されていたものの、一応地続きなタイプだ。ずーっとずーっと歩いてきて、軽く1時間以上はすでに経過している。1時間もあれば、平地であれば大体7kmぐらい歩けるか?まぁこのダンジョンは、湿地のぬかるみやら、ゴツゴツの岩場やら、先述の崖(いまは坂)やらあるので、実際の距離としてはもっと短い。はっきりいって、わざわざこの険しい地形を進んでダンジョン奥に向かうのは、確かに割にあわない。
「ぷはぁ。」
水筒の水で喉を潤わす。ちょっとだけ見た目より多く入るのと、ちょっとだけ普通の水筒よりも保冷効果がある水筒。つまり、それは「ちょっと多めの冷たい水を贅沢に飲める」事を意味する。どれぐらい多くはいるかというと、見た目が500mLのペットボトル程度の大きさで、1Lぐらいの水が入る。つまり、倍近くだ。
最初は「じゃぁ別に普通に2本持てば良くない?」とおもったが、激しく汗をかいても水切れを気にせずに飲むことができる上に、リュックのスペースを占領しないというのが、コレほどまでにメリットになるという事を、今、死ぬほど感謝している。
糖分補給に持ってきた飴玉を、口の中に放り込んでダンジョンの床に座り込む。岩に背中を預けて空を見上げる。…ダンジョンの中なのに空というのはおかしいのだが、空としか言いようがない。たぶんどこかに見えない壁があって制限ぐらいはされているんだろう。雲や太陽がない、ただの青い空だけが広がっている。光源なんかどうなってるんだろう?とは思わなくはないが、そんな事知っても意味がないか…。
「先輩、先輩ってどうして探索者になったんですか?」
「…んー。まぁ、最初は探索者なんかなる気なんて無かったんだがな。まぁ、なにかやりたかったのは確かかな。」
「…先輩なら、他にもいろいろやれたんじゃないですか?」
「やれたんかな?まぁ、無理だっただけだ。やりたかった事とか、色々とあったような気がするけど、もう全部どうでもいいんだ。…疲れたよ。」
「大丈夫なんです?」
「知らん。知りたくもない。心配してくれるのは分かるが、これから先の事は…あまり考えたくない。」
第二階層の二をちゃんと単独漢数字で変換してるのにカタカナになってるって指摘を受ける
どうして…。そもそも第二階層で変換してるのに、なんで間の二がニになるんだよ…。
しょうがないので「第二階層」で辞書登録。これで漢数字で変換されるはず。
別作あり〼
愛用のクッションがどうもなにか変
https://ncode.syosetu.com/n4475kl/
青空設置しました。
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