禁酒
禁酒をしようと思う。
ここ何年もの間アルコール度数9%の缶チューハイ500mlを毎日飲み続けた結果、体がアルコールの弊害についていけなくなったからである。
足首から先が痺れる。これはアルコールによってビタミンB12が末端まで行き渡らないことで起こる症状だそうだ。
うつ病で精神障害3級で完全に昼夜逆転の生活を送っている私が昼間に病院に生き処方された薬(ビタミンB12)を受けとることができたのは正に奇跡的な出来事である。
道中、あまりの調子悪さに何度も歩道に座りこみながらも、フラフラになりながら、やっとの思いで病院へとたどり着いた。
これもアルコール漬けだった弊害か、普段の倍時間がかかった。
病院に着いてからは私の調子の悪さを察した。職員さんと看護師さんに車椅子に乗せていただいた。
車椅子には初めて乗ったが、座り心地が意外と良かった。
何にしろ、これは好機である。
あれだけの苦労をして、手に入れた薬の効果がアルコールによってマイナスになってしまうのは面白くない。
だから、私は禁酒をしようと思う。
しかし、いきなり禁酒をして眠れなくなったりしないだろうか不安が残る。
それに、私のうつ病もアルコールで押さえつけていた所が大きいのでその結果精神に及ぼす影響には想像するだに恐怖を覚える。