うちの猫はあざといのです。
今日(2月22日)は猫の日。
なので、うちでのお猫様との生活を少々。
あ、うちには犬と猫がいます。
うちの猫はあざとい。
「ごろにゃん♪」
おまけによくしゃべる。
「じゃあ、そろそろいってくるね」
「うー……にゃん♪」
ほら。お仕事に行ってくるねと言うと、今日もまたケージのなかでひっくり返る。お腹を見せながらきゅるるんとした瞳をこちらに向ける。
「っ!」
『こんなに愛らしい僕を置いていくの?』
そんな視線をこちらにぶつけてくる。
「ごろにゃん♪」
そして、そのまま体をくねくね。
「あーもう! いってくるって言ってるやろこのやろう!」
誘惑に負けて、もふりにいく私。
最寄り駅まで全力疾走することが確定した瞬間である。
「にゃうにゃーん!」
「あーはいはい。トイレしたのね、偉いね~」
うちの猫はよくしゃべる。
「うにゃーん!」
「はいはい。ご飯ですね。かしこまりました」
要求内容に応じて声を変えている(ように感じる)。
「くんくーん!」
「はいはい。あーたのも用意してるからねー」
ついでにうちの犬はご飯のときだけかわいい声を出す。
「にゃん!」
「んー? あー開けてほしいのね。はい」
うちの猫はよくしゃべる。
ドアを開けてやると、「ご苦労」とばかりに悠々と歩いていく。
「にゃん!」
「いや、私がトイレなうだから今は開けれんよ」
「……ぶるにゃん」
あ、怒った。
「にゃん!」
「んー? 開けてほしいのー? 一緒にお風呂入る~?」
「……ぶるにゃん」
「それは嫌なのね」
意思ははっきり伝えるタイプなようです。
「ふー。ごちそうさまでした!」
「ごろにゃん♪」
うちの猫はよく観ている。
私の食事や作業が終わったタイミングを見計らって声をかけてくる。
きっとそういうときは相手してもらえないって分かってるんだと思う。
「にゃーんにゃん!」
「……ちょっとだけだぞー!」
こうして洗い物はたまっていく。
難儀なことだ。
うちの猫はあざとい。
自分がかわいいということを理解している。
自分がちょっと甘えてやれば、こいつはすぐ籠絡できるということを分かっている。
「じゃあ、お仕事いってくるね。良い子でお留守番しててね」
「にゃうにゃーん!」
ほらまた。
「にゃうにゃーん!」
「……」
「にゃうにゃーん!」
「……」
なんだ、う○こか。
※「にゃうにゃーん!」=う○こしたから早く片付けろ。
こうして結局、今日も最寄り駅まで全力疾走することになるのでした。
愛でたし愛でたし。
お食事中の方いたらごめんなさい。