4話 ~実績解除『幼女キラー』!?~
プロットとか一切してないので、文章が破綻しているかもです。ご容赦ください。
ギルマスから説教を受けた後私たちはギルドの中にある食堂を訪ねていた。
ギルドに入ったときは広間になっていて受付カウンターだけに見えたけど、受付の隣の扉を開けたら100人は食事出来そうな大きな食堂がある。
外から見たときに大きいと思っていたけど、実際入ってみたらすごく大きかった。私が女になったからなおさら広く感じる。
ギルマスに恥を承知で聞いたらこの世界の通貨は小銅貨、大銅貨、小銀貨、大銀貨、金貨、白金貨の6種類とのことだった。
小銅貨:10G
大銅貨:100G
小銀貨:1,000G
大銀貨:10,000G
金貨 :1,000,000G
白金貨:10,000,000G
猫ちゃんは金貨と白金貨をたくさん持っていることが分かった。
あれ……私クエスト受けて働かなくてもよくね? 家でも買って猫ちゃんとまったりしようかな?まぁおいおい考えていこうかな。冒険も楽しそうだし。猫ちゃんに見限られたら無一文だしね。
「ユラちゃん長い間付き合わせてごめんね。猫ちゃんお金出してくれるからご飯食べよ」
奢ってもらえると思っていなかったのか、ユラちゃんは困惑していた。
「いえ、これ以上迷惑かけれないです」
「大丈夫大丈夫。結構お金あるっぽいしね。あれとかいいんじゃない?」
私は近くの席にあったスープを指さした。
ユラちゃんは我慢の限界だったのかお腹の音が鳴った。それと同時に頬が真っ赤になって俯いてしまった。かわいいなぁ。おいちゃんはぁはぁしちゃう。
「ほら、お腹も鳴ってるしいろいろ頼んでみよ! 猫ちゃんは何食べる?」
『ご主人~。あれ食べたい~』
「え。あれお肉だよ? 食べても大丈夫?」
『大丈夫~。お腹すいた~。は~や~く~』
猫ちゃんは看板に書いてある巨大ステーキをご要望だ。
本人が食べたいならいっか。
私たちは円の形になっているテーブルに座った。
「すみません~」
私は店員を呼んだ。
店員は速足でこちらへ向かってきた。
「はい。お待たせしました」
「おすすめとかありますか?」
私は前世で初めてのお店では必ずおすすめを聞いていた。だから今回も同じように聞いた。
「本日はボア肉が入りましたので、ボア肉のステーキがお勧めになっています」
「えっと、じゃあボア肉のステーキ2つとスープ2つ、あとデラックスジャンボジューシーステーキを1つお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちください」
ボア肉ってイノシシと蛇どっちなんだろう?来てからのお楽しみか。
「ユラちゃん。行く場所ないならしばらく私と行動しよう。私が守ってあげる。猫ちゃんもそれでいいかな?」
「ユラちゃんと一緒~。たのしそ~」
無事に許可を得られた。
「よろしくお願い……します。」
「うん!よろしくねユラちゃん」
てってれ~実績を解除しました。『幼女キラー』(幼女と仲良くなりやすい)。スキル『変身』を獲得。
幼女キラーってなんだよ!?
効果
物の一部、もしくは全体をイメージしたモノに短時間変えることができる。
ついに、私にもスキルが芽生えた。しかも変身能力。レベルは1で短時間しか変身できないみたいだけど使いようによっては強力なスキルになる。ラッキ~。
「お待たせしました。スープとボア肉のステーキ2人前、デラックスジャンボジューシーステーキ1人前です。熱いので気を付けてください」
ちょうどいいタイミングに店員が料理を運んできた。
「ありがとうございます。お会計はどうしたらよろしいですか?」
「こちらの木の板をカウンターまで持ってきてください。そこでお支払いを行います。何かあれば声をかけてください。失礼します」
そういって店員はカウンター側へ戻っていった。
「ありがとうございます。ユラちゃん熱いうちに食べよう! 猫ちゃんも食べよう」
「おねえちゃん。猫ちゃん。ありがとうございます。いただきます」
『ご主人~。いただきます~』
「私も食べるかな。いただきます」
どれどれ、スープはクズ野菜がたくさん入っていて味付けは塩かな。ちょっと薄味だけど体が温まる優しい味だ。ステーキは臭みがなく高級な豚肉を食べている感覚だった。初めて食べたけどすごくおいしい。
猫ちゃんは巨大な肉のステーキを「あちち~」って言いながら食べている。猫舌なんだね。ステーキの焼き加減はレアで総重量は図ってないけど3㎏は超えてそうだ。名前に負けないインパクトだね。周りの客は猫が超巨大ステーキを食べていることが不思議な様で集まってきた。
最近注目されがちだなぁ。
さっさと食べよう。
「食べた食べた~。ご主人~お腹いっぱいだよぉ~」
「ふ~。美味しかったね。ユラちゃん大丈夫?」
「うん。……ふぁ~」
ユラちゃんはお腹が膨れたのかとても眠たそうに欠伸をした。
私も今日はいろいろあって疲れたなぁ。そろそろ宿でも探すかな。
「私お会計してくるね」
『いってらっしゃ~い』
先ほど店員に言われた木の板をカウンターまでもっていった。
「お会計は40,000Gになります」
大銀貨4枚か。結構高いな
猫ちゃんが食べたステーキが原因だろうけど……。
「はい。どうぞ」
私は金貨を出した。
「こちらお釣りになります。ありがとうございました。」
大銀貨六枚が返ってきた。
「ごちそうさまでした~」
私も眠たくなってきたな。
「猫ちゃん。今日は疲れたからどっかに泊まらない?」
『いいよ~』
「よし、じゃあ適当に良さそうなところ入ってみるか」
私は今にも寝ちゃいそうなユラちゃんを支えながらギルドを出て歩き出した。
ギルドを出てすぐにベットの看板が掛けられているいい感じの建物あった。
ここいいね。部屋空いてるか聞いてみるか。
「すみません。2人部屋空いてますか? 一泊したいのですが」
「空いてるよ。一泊で大銀貨2枚だよ」
「お願いします」
私は大銀貨を店主に渡した。
一泊2万Gか。相場は分からないけどそこまで吹っ掛けられなかったな。
「2階の一番奥の部屋だよ。朝は食堂があるから食べていくといいよ」
ピンク色でかわいい鍵を渡された。
「ありがとうございます。」
私はそう言いユラちゃんを支えながら2階に行く。猫ちゃんは軽い足取りでついてくる。
● 〇 ● 〇 ● 〇 ●
私たちは宿の部屋の中にいた。
ベッドは二つあり、少し硬めだが寝る分には問題ないだろう。内装は無いそうで、ただ泊まる部屋って感じだった。
「あぁぁ。疲れたなぁ。明日はユラちゃんのお洋服買いに行こうか!」
「……ありがとうございます」
「素直でよろしい!」
まあ猫ちゃんが貰ったお金なんだけどね。
ユラちゃんは限界を迎えたのかベッドに座りながら寝息をかき始めた。
私はユラちゃんを横にして、布団をかぶせた。
「ところで猫ちゃん。女神さまにお金どのくらい貰ったの?」
『ん~。ちょっと出してみるね~』
そういって猫ちゃんはアイテムボックスから大量の金貨と白金貨を出した。
金貨はざっと1000枚は超えてる。白金貨も同じくらいあるように見える。
つまり……少なく見積もってもどこかの国家予算位ありそう……。時間がある時しっかり把握しよう。
「猫ちゃん。えぐいほどお金もらったんだね。何枚か貰ってもいい?」
『いいよ~。持ってても使えないし~』
そりゃそうか。猫ちゃんと話せる人は現時点で私だけだもんね。猫ちゃんには贅沢の限りを尽くしてあげないとね。
「よし、猫ちゃんそろそろ寝よっか。こっち来て一緒に寝よ? モフモフしたいし」
『うん~! ご主人と寝る~』
猫ちゃんは私のお腹のあたりで丸くなる
かわえええええええ
いい夢見れそうだよ。
眠いです。
別で書きたい内容が沢山あるのに時間がなさ過ぎてかけないです。
おやすみなさい。
あ、応援してくれると元気出ます。By社畜