15話 〜ジト目のユラちゃん〜
電車で立ちながら打つの結構辛いですね。
翌朝
シロちゃんは。昨日買ったチェック柄のミニスカートと白色のニットを着ている。胸元の部分が切り取られていて大胆な服装だ。たわわなシロちゃんが着たら破壊力が凄まじい。
「あ、ご主人〜おはよ〜」
「う、うん。おはよ? シロちゃん……下着つけてる?」
「なにそれ〜?」
ふむふむ。道理でセーター越しからわかるわけだ。
このこの〜。
ノリと勢いでシロちゃんの突起をツンツンしてみる。
「っ!?」
ビクンと跳ねてからすぐに胸元を手で覆い頬を染める。
か、可愛い。最近可愛いしか言ってない気がする。もう!愛おしい!!
あ、ユラちゃん。ジト目で見てどうしたのかな??お姉ちゃん興奮しちゃうよ!?
だめだ。脳みそがバグり散らかしてる。なんとかしないと。
「と、取り敢えずシロちゃん下着つけようね!付け方教えるから!」
「なんで〜? 無くても大丈夫だよ〜?」
「ないとダメだよ!擦れて痛くなるし、変な人にツンツンされるかもしれないよ!」
「ん〜? うん。わかったぁ〜」
いい子だ。昨日買った下着をアイテムボックスからは出して、シロちゃんに装着!下着の付け方は店員に教わったんだよ!ほんとだよ!?
それにしても……こぼれ落ちそぅ。朝からいいものを拝めたよ!
「下着とても似合ってるよ。可愛い! でもね、明日からは自分でつけるんだよ?」
わたしの理性が飛ぶからね?
「わかったぁ〜!」
褒められてご機嫌シロちゃんになった。垂れた目がニコニコしてて可愛い。
さっき脱いだ白色のセーターを着せる。
……下着をつけた事により、一回り大きく見える果実……危険すぎる。変な虫がつかないようにしないと。
ユラちゃんはシロちゃんと同じ柄のワンピースを着ている。
「ユラちゃんもその服すごく似合ってて可愛いよ!」
「……ありがとお姉ちゃん」
照れてるなぁ。わたしはたまらずハグをする。「お姉ちゃん?!」とか言ってるけど無視無視。
「ところで、今日何かしたいことある?」
「シロね〜シロね〜たくさん戦いたい!」
「お姉ちゃんと一緒なら……どこでもいいよ?」
「んー、じゃあ適当にクエスト受けてみるか!」
そんなこんなで朝食を高級な宿?ホテル?で取ってからギルドに向かう。
途中で屋台がやってたから食べ物を一通り買い占めたよ。せっかくアイテムボックスがあるし、お金もあるから、蓄えなくちゃ。
思い出すなぁ。よくゲームでアイテムが999個まで買うアレだよアレ。結局使わずに全クリしちゃうんだよね〜。これが貧乏症のサガか。
そういえば人化したシロちゃんはどんなステータスなんだろ。ちょっと見てみるか。
スキル『鑑定』
【 名 前 】 シロ
【 年 齢 】 15
【 職 業 】 勇者(?)
【 レベル 】 8
【 H P 】 120
【 M P 】 44/90
【 攻撃力 】 90
【 防御力 】 4
【 素早さ 】 44
【 運 】 6
【 称 号 】
転生者、猫人間、勇者
【 スキル 】
アイテムボックス、鑑定、 猫化
……ん?
シロちゃん桁おかしくね?前回の数値の約2倍になってる……。あれか?人間の姿になったから勇者が適応されてステータスが全部2倍になった的な……。
いや、防御力はほぼないやん! そりゃぁそうか。元が低いからに何を掛けても大した値にならないよね!? でもこの攻撃力と素早さがあれば大抵なんとかなるような……。
ちなみにこの世界でのステータスの平均は10前後で、冒険者をしている人は20まで行く人もたまにいる。
「シロちゃん。人になったからすごく強くなったみたい。後、職業にちゃんと勇者が追加されてたよ」
「よくわかんない〜。けど……今度はご主人を守るよ?」
「ありがとうシロちゃん」
頭を撫でて気づいた。リアル猫耳だ!!すごい!フニフニしてて指の間をスルスル進む!あぁ、猫飼ってたらこんな感じなのかな?
ステータスを見てて気づいたけど、シロちゃんのMPが少しずつ減ってる。人の姿は丸2日が限度なのだろう。MPの回復度合いも知りたいから今夜は猫の姿に戻ってもらうかな。
そのことを話したら少しショボンとしてた。きっと自分だけが猫なのが嫌なんだろう。うんうん。
わたしはギルドに入って受付のお姉さんのところに向かう。
「お姉さん?何かお手頃で戦えるクエストあります?それと名前教えて?」
「えっと……名前、ですか?」
すごいオドオドしてる。可愛いんだよねぇ。
「うん、お姉さんの名前聞きたいな〜?」
「えっと、私はモカって言います。よろしくお願いしましゅ。」
あ、噛んだ。
「モカさんよろしくね! ところで何か良さげなクエストあります?」
「ユウさんはBランクで先日Sランクのデッドベアーを倒してますから……これなんていかがですか?」
ブツブツ言いながら棚の下をゴソゴソして一枚の紙を出してきた。
なになに、『クイーンアントの討伐』……これやばいやつだ。直感でわかる。しかも、左上にSSって書いてるけど……見間違いだよね?
「モカさん? これやばめですか?」
「……やばめです」
なんでも、鉱山に住み着いた蟻の一掃とのことだ。クイーンを倒せば解決するとのことだが、地中の奥深くに隠れていて探すことが困難だとか。おまけに数千〜数万匹の『アント』がうじゃうじゃいるとのこと。アント自体はCランク程度で単体なら雑魚だが、数が多い分クイーンを合わせてSSランク相当とのこと。
クイーンアントの討伐は国が軍を編成して長期間で行うらしいが、規模が大きすぎて諦めているとか……。それを私たちにやれと?
「ダメ……ですか?」
「受けましょう!」
「ありがとうございます!この依頼国からの依頼なのですが、ずっと受け手が居なくて困っていたのです!」
おっと。つい条件反射で……ユラちゃん。なんでジト目なの!?
相談しないで決めたから?それとも、モカさんと楽しそうに話しているから?後で沢山構ってあげよ。
「ということでクイーンアントの討伐に行こう!」
「お〜」
「……」
「ユラちゃん。相談しないで勝手に決めてごめんね? 機嫌直してよ〜ぎゅ~してあげるから〜」
「……わかった。」
「え? う、うん。」
華奢な体を私の体が包み込む。しばらくして笑顔になったユラちゃんと、やる気満々なシロちゃん2人とギルドを出た。
次回から戦闘シーンを入れます。




