10話 ~契約~
今日は時間が沢山あるので、沢山小説が書けて幸せです!
よかったら最後まで見ていってください。
スキル発動!変身!
スキル『変身』は物の一部、もしくは全体をイメージしたモノに短時間変えることができる。もちろん生きているものにも適応される。シロちゃんで実証済みだ。
私は変身の対象をデカい熊にした。私がイメージしたモノは初めに出会ったゴブリンだ。全身の痛みで、思考が定まらないから昨日討伐したゴブリンをイメージしたのだった。
ゴブリン《 熊 》は突然のことに驚いて、周りを見てキョドっている。体格も力もないゴブリンを殺すことは簡単だ。私は、ゴブリン《 熊 》の肩から腰にかけて刀を振り抜く。
「しんねええええええええええええええ」
ドサ。
死んだゴブリンは元の大きさの熊に戻って地面に転がっている。
終わった。
体が悲鳴を上げている。肘や膝がグチャグチャだから仕方がない。
……そうだ! ユラちゃんとシロちゃん!!
二人の元に駆け寄る。血塗れの全身が悲鳴を上げていた。
「お姉ちゃん……。」
よかった意識はある。
「ちょっと待っててね」
魔力共有で使えるようになったアイテムボックスから薬草を取り出す。ないよりましだ。
握り潰した薬草をシロちゃんのお腹当てて、ユラちゃんに食べさせる。
「苦いよ。お姉ちゃん」
「ユラちゃんごめんね。痛かったよね。本当にごめんね」
「大丈夫だよお姉ちゃん。また一緒に冒険しようね」
そういって目を閉じた。薬草が効いたのか寝息を立てていた。シロちゃんの方はまだ意識が戻っていない。私も膝と肘に薬草を塗り付ける。激痛だ。この場所から早く移動しないと。
私は倒したモンスターをアイテムボックスにしまい、傷だらけのシロちゃんと意識を失っているユラちゃんを抱きかかえて歩き出した。
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私は重傷を負いながらもなんとか森の出口まで戻って来た。さすがに疲れた。もう生きた心地がしない。
気が緩んだのか私はそのまま倒れてしまった。やばい。意識が。
● 〇 ● 〇 ● 〇 ● 〇 ●
---ここはどこ?
見たことがない場所だ。とても神秘的で楽園があるのならこのような場所なんだろう。
『ごきげんよう。気分はどうかしら?』
「あなたは……。」
そこには神々しい女性がいた。綺麗長髪で黄金に輝く髪と瞳、整った顔。見る者全てを魅了するあろうプロモーション。聞かなくてもわかる。私をこの世界に連れてきた女神様だ。
『はい、わたくしは女神を務めさせていただいています』
感情が読まれた!?
『そのくらい出来て当然です』
……そうなのか。
「女神様。なんで私はこの場所に来たのですか?」
『あなたは間もなく死んでしまいます』
「……」
黙り込んだ私を見て。女神様は先程の口調には似合わないほど悪い笑みを浮かべる。
当然だ。こいつは楽しそうって理由で私をこの世界につれてきたんだ。姿に騙されるな。
『ですが、わたくしのお手伝いをして頂ければ下界に戻して差し上げましょう』
「よろこんで!」
『~~~』
---この日私は女神と契約をした。
チョロくないよ?
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よし、戻ってこられた。傷も塞がっている。
私は女神と契約をして再び地上に戻ってこれた。ユラちゃんとシロちゃんは契約をする際に女神様に頼んで直してもらった。後は意識が戻るのを待つだけだ。
「んん。 お姉~ちゃん?」
「ユラちゃん! 無事でよかったよ!!」
私は起きたばかりのユラちゃんにジャンピングハグをした。
「お姉ちゃんも無事でよかった。シロちゃんは??」
なんていい子なんだろう。
『ご主人~お腹すいた~』
「帰ってからたくさん食べようね!シロちゃん!」
『わかった~ご主人好き~』
よかったよ。みんな無事で。本当に良かった。
そろそろ日が暮れそうだ。
「よし。みんな帰ろっか!」
「はい!」
「にゅあ~!『うん!』」
私たちは巨大化したシロちゃんに乗って町まで戻り、今ギルドにいる。
私たちが倒した熊さんはレッドベアーとデッドベアーという名前だった。レッドベアーはB級の魔物でデッドベアに至っては複数態のレッドベアーを統率し行動することから、Sランクとのことだった。そんな魔物が初心者の狩場に出たことから現場調査が行われることになった。
一介の受付嬢では対応が難しいため、ギルマスが直々に私達の事情聴取を行うことになった。
「お前たちよく無事でこいつらに勝てたな。本来は千人規模の討伐軍を募って犠牲を出しながら倒す相手だぞ!?」
「いや~ぎりぎりだったよ。私なんて死にかけたもん」
「その割にはピンピンしてるじゃねえか」
「スキルがあるからね」
「おぅ。そうか……。」
本当は女神に助けてもらったが話してもややこしくなるだけだしね。スキルでどうにかしたって言えば相手もそんなに詮索してこないだろう。
「ところでどんなスキルを使ったんだ?」
うん。詮索してきたね。
「私の切り札を他人に教えるわけないじゃん。聞いてもいいけど死ぬ覚悟をしてね」
「悪かった。それよりお前たち本当に、本当にラムールの森に行ったのか?」
ラムールの森とは私たちが薬草を取りに行っていた初心者御用達の森のことだ。
「そうだよ? ほら、そこでとってきた薬草」
私はアイテムボックスから薬草を出して見せた・
「確かに……ラムールでとれた薬草だ。そんなところでS級の魔物が……。」
「え? ギルマスなんでそんな簡単に信じたの?」
「俺はスキル『鑑定』を使えるからな。採取場所や品質まで見ることができる」
え。鑑定強くね!?
「それって人のステータスとかも見れるの?」
「あぁ。名前とステータスは見えるがスキルは見れない。でも俺より強いやつかスキル『鑑定』を持っている奴を見ようとしたら弾かれる。お前の猫も以前鑑定をしたら弾かれたから相当強いはずだ。」
シロちゃんワンパンで負けてたけど……。ひょっとして鑑定使えるの?後で試してみるか。
「なるほどね。ところで魔物の死体たくさんあるんだけどどうしたらいい?」
「こっちで全部買い取らせてくれ。高ランクの魔物の素材は貴重だからな」
「わかったよ。どこに出せばいい?」
「後で案内する。それよりもお前のギルドランクを上げさせろ。こんな化け物を倒してCランクじゃ宝の持ち腐れだ」
「いや、お金に困ってないし、スローライフ送りたいんだけど……」
「ほれ、これがBランクのギルドカードだ」
そこには銀色に輝いていて私の名前が彫られたカードがあった。
「ちょ! 人の話聞いてた??」
私はギルドの隣の建物に来ていた。なんでも解体専用の建物とのことだ。質素なつくりだが建物自体はしっかりしていた。入ってすぐにカウンターがあって、カウンターから奥はすべて解体スペースになっているらしい。
外からは分からなかったが、中に入ると血生臭い匂いが漂っている。鼻が曲がりそうだ。
「うっ」
強烈な匂いに思わず咽た。ユラちゃんは平気そうだ。強いんだねユラちゃん。
「これお願いします」
私達が倒したレッドベアー6匹と、デッドベアーを出したところ解体人はとても驚いていた。
だが、この人もプロ。すぐに引き取ってもらえた。
「レッドベアー6匹、デッドベアー1匹ですね。素材は全部引き取らせていただいてもよろしいですか?」
「何か使えそうな素材はありますか?」
「そうですね。皮は丈夫で防具に出来ますし、爪は鋭利なので武器に加工できます。また、お肉は高級食材になっております。」
「それじゃあ、7匹全部解体お願いします。レッドベアー2匹と、デッドベアーの素材はこちらで引き取ります。他は売却します」
「わかりました。解体には時間がかかるので明日の朝また来てください」
この量を一晩で……残業ですやん。
私が素材を全部売らなかったのは単純にお金が余っていたのと、何かに有効活用が出来そうだからだ。幸い魔力共有でシロちゃんのアイテムボックスが使えるため、保管場所は気にしなくてもいいしね。
さて、ポーション買って夜ご飯にしますか。
私たちはギルドで販売しているポーションほ全部買い占めて、その日もギルド食堂でご飯を食べることにした。ご飯を食べたら昨日泊まった宿に今日も泊まる。
今日は大変だった。明日こそスローライフを送るんだ。
女神との契約内容気になりますね!
それと三つ目の獲得スキル何なんでしょうね。私、気になります!
社畜の作者が頑張って更新していきます!
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