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服部ひなさんは、厨二病が、治らないようです。  作者: ねこた まこと
ひなさん、厨二病がなおる??代わりにイチャイチャ病になりました。

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昼休みが残りが少なくなった頃、トイレから戻ってきた渉が、寝耳に水とも言えるような事を伝えてきた。



「ひなが転校?」

「 うん。学食で真央と野村に話してたらしいぜ。健人がたまたま通りかかったらしい 」

「 マジでか」


ちなみに渉の言う健人とは、高橋の名前だ。

真面目な高橋が聞いたんなら、ガセネタの可能性は低い。


とにかくどうして、転校するのか訊かなきゃな。


放課後。部活が俺もひなもないから、ファミレスにでも寄って、話せばいいと思っていたんだけど、ひなの方から誘ってきた。


「 仁に大事なお話がありますみにょん。ファミレスにでも寄って行きませんか?みにょん」

「 わかった。行こうか」

「ありがとうございます。みにょん」


みにょんってなんだ、みにょんって。とツッコミたい気持ちを抑えつつ、俺は、ひなとファミレスへ向かった。


学校から徒歩で五分程の場所にあるファミレスは、夕食時じゃない為か空いていて、すぐに座る事が出来た。

とりあえず、ドリンクバーとひなの好きなデザートだけ頼んだ。


「 で、話ってなんなん?」


と俺は、話を切出した。十中八九、昼休みに聞いた転校の話なんだろうけど。

ひなは、お冷やを一口飲んで、気まずそうに話し出した。


「 兄さんの結婚が決まったんは知っとるよね?」

「 うん。まあ昨日母さんから聞いたし」

「 ほうなんじゃ。でね、お父さんとお母さんがね。が新婚夫婦と一緒に生活するのはお互いに気を使うから、4月からは、広島の実家から高校に通いなさいって言われたん。じゃけぇ、私、広島の高校に転校せんといけん 」

「 はあ?!なんじゃそれ!」



思わず叫んでしまった。前から、政治さんや美紀枝さんは、ひなに関する事を少々強引というか、一方的に決めてしまう所がある。

前は、中学からは、親元を離れて茂さんと暮らす事を強要したんだよな。

まあ、あの時は、茂さんの血しか吸えないていう事情があったから、大学へ通う為に一人暮らししていた茂さんの所にいた方がいいという事情もあったんだけど、今回のは本当に一方的だ。


「 転校の話は、茂さん知っとるんか?」

「 うん。というか、兄さんも一緒に話し合いしたし。兄さんは最後まで反対してくれたけど、最終的にはお母さんに押しきられちゃった」

「 やっぱり、美紀枝さんが原因かあ」


さすが、服部工業という大企業を取り仕切る女傑なだけに、自分の意見を押し通す強さはあるな。

政治さんは、家を捨てて政治家になったという負い目があるせいか、美紀枝さんの意見には基本逆らわないしな。


「 もう少し話し合いせんの? 転校っていっても、4月からなんじゃろ?」

「うんまあね」


ひなにしては、歯切れの悪い返事だな。両親特に、美紀枝さんを説得する自信がないんだろうな。

どうしたもんかな。そう思いつつ、コーラを口にした時だった。


「 あれ、ひなちゃん、どうしたの? しょんぼりした顔して」


俺達の席の側に、背の高いパンツスーツ姿の女性が現れた。


「 茜さん。仕事じゃないん?」

「 今日は、早く終わったんだよね。ねっそれよりひなちゃんが、しょんぼりしてる訳聞かせてくれない?」

「 ええですよ」


と茜さんは、俺の隣に座った。俺と茜さんは自己紹介した。

余談だけど、夕陽のクラスの副担だった。それはおいといて、今は、ひなの転校話だ。


「……そうなんだ」


ひなの話を聞き終えて、茜さんは黙ってしまった。何か考えてるのかな。



「 どうにかひなの転校話を無しにする方法ないですかね?」

と俺の一言に、茜さんはニヤリと笑って言う。


「 あるにはあるはね。そうねー、2日ぐらい時間くれないかな。私にいい考えがあるから」


と茜さんは、ふふと恐い笑い声をたてた。

茜さんの考えってなんだろうな? ちょっと恐いんだが。






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