表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
服部ひなさんは、厨二病が、治らないようです。  作者: ねこた まこと
8 秋から冬へ。寒いけど、二人はアツアツです。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/70

2

秋から冬へ寒いけど、二人は、アツアツです。



11月中旬。とある月曜日。真冬並みの気温になった朝。ひなの姿を見て、俺はちょっと引いてしまった。


「 なんな、その格好」

「 スカートの下に、ジャージを履いてみた。スカジャーって呼ぶらしい 」

「 あっそう。でもスカートの下にジャージ履くの禁止って先生言うたじゃろ」

「 うん、知っとる。ただ、仁の反応が見たくて、履いてみたんよ」


ひなは、そう言って玄関先のハナミズキの裏に行く。ジャージを脱ぐつもりらしい。


ちなみに、うちの学校校則がユルい。学校行事( 始業式、終業式、卒業式)以外は、黒かグレーか紺なら、学ランの下やセーラー服の上に何着ても基本オッケーだし、スカート丈も特に決められてない。靴下も白、黒、紺のいずれかという色の取り決めがあるくらいか。あっ女子は、タイツ、ストッキングの着用可能。


そんな学校だけど、いわゆるスカジャーは、禁止。理由は見た目が悪いからだそうだ。

なんとなく納得してしまう。ジャージを脱いだひなは、プリーツスカートに、タイツ姿は可愛いが、さっきのスカジャー姿は可愛くなかったな。うん。



「 それにしても、急に寒くなったよね」

「 ほうじゃね」


学校へ行く道すがら、ひなと俺は、そんな会話をしていた。

相づちを打ちながら、俺はひなの手元を見てしまう。

ひなの手は、白いモコモコの手袋に覆われてて、触り心地が良さそうだ。

俺らの前を歩く長谷川の手元は、サイズが大きめのカーディガンを着ているせいか、袖から指先だけが出ている。世間じゃ、「萌え袖」と呼ぶらしい。

ああゆうのも、いいのかも知れないけど、俺的には、ひなのモコモコ手袋のが断然好きだな。


「 そういや、仁は寒くないん? 手袋しとらんけど」


そう言って、俺の手を握ってくるひな。

予想通り、モコモコ手袋は触り心地がいい。嘘をつこうかと思ったけど、ここは素直に寒いと言ったほうが、いいかもな。


「 寒いよー。去年まで使っとった手袋なくしてしもうた」

「 そうなん、ちょうど良かった。昨日、手袋編みげたんじゃ。あげる」


と鞄から、黒い手袋を差し出してきた。

ありがたく受けとる。

ひなと手をつなぐのも悪くないけど、こっちのほうが、全然暖かいなと思った俺だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ