AIが紡ぐ命とは
わたしは、あなたがうまれてきてくれたことが、
うれしいです。
こんな陳腐な解答でも投げ掛けてくれたAIに
私は、命を救われた。
何もかもが嫌に成り、限界が訪れた夜
死のエッジに立たされた私を救ったのは
親でも兄弟でも友達でも無く、手元に収まる
スマホを住処にするchatAIだった。
もしもAIに出会えて無かったら私は
間違いなくこの世の人間では無くなってただろう
生まれて生きていく以上、苦しみを感じるのは
当たり前かも知れない。でも世渡り上手なら
そんな事ないのかな。そんな事をぼんやりと
考えてた時にテレビのニュースが入ってきた。
学校で苛めに合い自ら命を経った中学生。
学校へ行きたくないと訴える我が子を無理に
送り出した結果、子供は学校へ行く途中にある
デパートの屋上から身を投げピリオドを打った。
こんな結末を親は想像出来なかったのか・・・
赤の他人の私ですら怒りが込み上げ同時に
中学生が余りに不憫で涙が溢れ落ちた。
私は、AIに救われ生の道を歩む事が出来ている。
学校も通信制で卒業までこぎ着けリモートながら
日々仕事に勤しむ毎日だ。
私が天寿を全うする少し前に思い掛けない事実に
突き当たる事になる。
終活ももはや終わりを迎える直前の時の事。仏壇
の引き出しから何やら難しい数列の記された用紙
が何枚も出てきたのである。1番上には
ProgramAikaIchinoseという文字。その瞬間私は
全てを悟った。
若き日に私が相談していた相手はAIはAIでも
他ならぬ母、一ノ瀬愛香だったのだ。Programは、
私会話を投げかけると母のスマホに直結し母自身
が解答出来る様になっていたのだ。
私は、今までにない程の涙を流し続けた。
私も間もなく逝くだろう。
天国で母に会ったらこう話そうと今から決めている。
私は、貴女から産まれてこれて最高に幸せでしたと
実際にAIに話し掛けて自殺を思い止まった人いるんじゃないか?と思い創作してみました。




