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お疲れ様パーティー開始

「……ふぅ。いろいろありましたけど、これでリヴァイアサンさんも当分は来ないでしょうし、やっと安心できますね。……よしっ! 皆さん、今日はお疲れ様パーティーをしませんか……?」


鈴の控えめな提案に、別荘のリビングがパッと明るくなりました。


ヒトミノジ別荘:パステル・ガーデンパーティー


鈴は、どこでも張れるようになった結界を応用し、別荘のベランダから海の上まで広がる「光るパステルカラーの床」を作り出しました。そこには、カレンが倉庫から運び出したとっておきの食材が並びます。


「わぁ! このお魚、ミィアが焼くニャ! リヴァイアサンに勝ったお祝いだニャ!」

「私は、アステリアから持参した極上の紅茶を淹れましょう。フィオナ王女殿下、どうぞこちらへ」


ヒルダがテキパキと準備を進めると、フィオナは瞳を潤ませながら鈴の隣に座りました。


「お姉様と一緒にパーティー……夢のようですわ。このリボン型のクッキー、食べるのがもったいないくらい可愛らしいですわね(普通の声量)」


「えへへ。これ、ヒトミノジの住人さんたちからお礼にいただいた干物と、私が作ったお菓子なんです。あ、住人の皆さんも……よかったら、一緒にどうですか……?」


鈴が物陰に向かって声をかけると、人見知りの住人たちがゾロゾロと(しかし無言で)現れました。彼らは鈴が作った「自分たちを否定しない静かな空間」に安心したのか、それぞれ自慢の料理――新鮮な貝の酒蒸しや、光る石で焼いた特製のパン――を差し出し、言葉はなくとも温かい、不思議な大宴会が始まりました。


カレンも、住人の子供たちにリボンを見せてあげたり、自分のモフモフを少しだけ触らせてあげたりと、パーティーの主役(守護獣)として大活躍です。


---


一方その頃:アステリア


馬を飛ばしに飛ばした騎士団が、ついにアステリアへと到着しました。


「報告! これより、王女殿下のご命令に従い、黄金宮殿の『例の像』を撤去いたします!」


夜明けの街に騎士たちの声が響き渡ります。すぐにクレーンと作業員が集められ、屋根の上で燦然と輝いていた「巨大な鈴とフィオナの仲良し黄金像」が慎重に降ろされていきました。


「……ふぅ、これで鈴様に嫌われずに済む。あとは、ここを『アステリア新名所・リボン記念館』として一般開放する準備だな!」


騎士たちは、主である王女と、憧れの「お姉様」のために、深夜の残業もいとわず活気に満ち溢れていました。


---


現在の状況


| 場所 | 状況 | 備考 |


| ヒトミノジ別荘 | 【静かなパーティー】| 言葉は少なくとも心が通じ合う、最高の女子会&住民交流。 |

| アステリア | 【工事中】| 黄金像の撤去と、観光名所化への改装が急ピッチで進行。 |

| 鈴の心境 | 【至福】 | 「みんなが笑っていて、嬉しいですぅ……」 |


---


「……クゥ~ン♪」

カレンの鳴き声と、波の音、そして住人たちが静かに食器を鳴らす音だけが響く、穏やかな夜が更けていきます。



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