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鈴はヒトミノジの王⁉️

「フィオナさん、どうぞ……。あ、皆さん(騎士団)は、まだちょっと……心の準備が必要なので、ここで待っていてくださいね」


【レベルアップ!】

王国の要人および騎士団との接触・交渉を完遂。

恥ずかしさを乗り越えた精神的成長により、レベルが 20 上がりました!

Lv.339 ⇒ 359





鈴がそう言って手招きすると、パステルカラーの結界がフィオナの目の前でふわりと解け、一人分だけを通す道ができました。


「は、はい……! 失礼いたしますわ、お姉様……っ!」


フィオナは、まるで聖域の一歩を踏み出す巡礼者のような神妙な面持ちで、結界の中へと足を踏み入れました。外に残された騎士団たちは、「王女殿下だけズルい……」と羨ましそうにしながらも、鈴との約束を守って大人しく待機しています。


---


ヒトミノジの町中


町を歩き始めると、建物の陰や屋根の上から、ヒトミノジの住人たちが「……ギロリ……」とフィオナを監視する視線を送ってきました。彼らにとって、このキラキラした王女はまだ「静寂を乱す外敵」候補です。


「ひぅ……。お、お姉様、なんだか皆さんの視線がとっても鋭いですわ……」


「大丈夫ですよ。私が『お友達』だって言えば、皆さん優しいですから……」


鈴が住人たちに向かって「この人はもう騒がないので、大丈夫ですぅ……」と小さくお辞儀をして回ると、住人たちは「……鈴が……言うなら……」「……静かに……しろよ……」と無言の了解を示し、ススス……と気配を消していきました。


「(……凄いですわ。お姉様、この人見知りだらけの町を完全に掌握していらっしゃる……!)」


---


別荘への道中


そんな中、フィオナはずっと気になっていた「お姉様の隣にいる巨大な存在」に目を向けました。


「あの……お姉様。お姉様のすぐ隣で、凛々しく、かつ可愛らしく寄り添っているその方は……もしや、アステリアで噂になっていた『伝説のリボンベアー』ではありませんの?」


鈴は「ふふっ」と誇らしげに胸を張って、隣を歩く巨体に手を添えました。


「はい! この子は、私の大切なお友達で、守護獣のカレンです。このリボン、とっても似合ってるでしょう?」


「クゥ~~ン♪」


カレンは、フィオナから「可愛い」というオーラを感じ取ったのか、少し照れくさそうに頭のリボンをクイッと整えて挨拶をしました。


「まぁ……! なんて高貴で愛らしいクマさんですの! お姉様の気高さとカレン様の可愛らしさ、これぞ究極の組み合わせですわ……っ!」


フィオナは再び叫びそうになるのをグッと堪え、拳を握りしめてプルプルと震えながら感動に浸りました。


---


ヒトミノジ別荘・リビング


ついに一行は、海が見える別荘のリビングに到着しました。


「ふにゃぁ……。さあ、フィオナさん、座ってください。今、ヒルダさんとミィアさんがお茶を淹れてくれますから」


「お姉様の別荘……なんて落ち着く空間かしら。王宮のキラキラした部屋より、ずっと心が安らぎますわ……」


フィオナは、質素ながらもセンス良く整えられた(そして人見知りに優しい隠れ家的な)部屋を見渡し、うっとりとため息をつきました。


---


現在の状況


| 場所 | 状況 | 備考 |


| 別荘内| 【女子会スタート】| 鈴、フィオナ、カレン、ヒルダ、ミィアが集合。 |

| 結界の外| 【騎士団キャンプ】 | 「俺たちも温泉入りたい……」と遠い目。 |

| フィオナ| 【淑女モード維持】 | 鈴に嫌われないよう、必死にハイテンションを抑制中。 |


---


「……あ。そうだ、フィオナさん。もしよかったら、この後……温泉にも入っていきますか……?」


鈴のその一言で、フィオナの淑女モードが再び崩壊の危機を迎えます。




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