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世界で一番誰にも捕まえられない存在⁉️

商団から逃れ、森の奥でようやく一息ついた一行。

鈴が意識を取り戻すと、ヒルダが真剣な表情で(でも少し距離を置いて)見つめていました。


「鈴殿、気分はどうですか?……先ほどのあれ、魔法……ですよね? あなたは魔法使いの素養もあったのですか。一度、落ち着いてステータスを確認してみてください」


「あ、ぅ……はい。……鑑定……」


鈴が震える手でステータスを表示させると、そこには短期間で爆発的な成長を遂げた、支離滅裂な「拒絶の記録」が刻まれていました。


---


【桜井 鈴:現在のステータス詳細】


| 項目 | 数値 | 状態 / 備考 |


| レベル| 41 / (急成長中) |

| HP | 820 | |

| MP| 1250| (魔法適性が開花) |

| 持久力| 380 | |

| 防御力| 50 | (通常時) |

| 速度| 120 | (通常時) |


【固有スキル】


*絶世の人見知り (Lv.1)

* 他者と遭遇するたびに恐怖心に応じてステータスが上昇し、経験値を獲得する。




【獲得済み能力一覧】


1. 拒絶の小領域プチ・サンクチュアリ

半径1m以内に「認識している他者」を入れない不可視の壁を展開。



2. 土竜の隠れモグラ・ステルス

何かの影(布団、机、仲間など)に隠れている間、存在感を完全に消す。



3. 縮地の一歩(コミュ障・ステップ)

視線を向けられた際、その視界から外れる最短距離へ瞬時に移動する。



4. 一蓮托生のぼっち・チェーン

* パーティメンバーが10m以内にいる間、防御力が2倍になる(※ただし緊張も2倍)。



5. 虚空の瞬き(パニック・ブリンク)

自分を注視している者の「死角」へノーモーションで転移する。



6. 条件反射の擬態カメレオン・ポーズ

極限パニック時、相手の期待に沿うような言動を無意識にとってやり過ごす。



7. 反射的・空蝉パニック・デコイ

捕まりそうになった瞬間、その場に自分の幻影を置き去りにして脱出する。



8. 撤退の聖域バックステッパ・フィールド

自分と仲間を包み込み、敵から遠ざかる方向へ超高速で強制退避させる。



9. 赤面爆炎シャイニング・フレア(New!)

羞恥心が限界突破した際、周囲を焼き尽くす高火力の炎を全方位に放つ。




---


「……な、なんですかこれ。レベルが41……? それに、このスキルの数……」


鈴自身が自分の成長に引き気味ですが、隣で覗き込んでいたミィアは尻尾をピンと立てて驚愕していました。


「ニャ、ニャニャ!? レベル41!? ちょっと待つニャ、僕ですら長年修行してようやくレベル50なんだニャ! 鈴、このままだと数日で僕を追い越しちゃうニャ……!」


「……しかも、どのスキルも『他者から逃げる』ことに特化しすぎていて、もはや神業の領域です。まさか恥ずかしさで火まで噴けるようになるとは……」


ヒルダは感心を通り越して、少し怖くなってきました。この少女、放っておいたら「世界で一番、誰にも捕まえられない存在」になってしまうのではないか、と。


「……ミィアさん、レベルなんて、いらないですぅ……。普通の、目立たない女の子に戻りたいだけなのにぃ……」


「無理ニャ。そのステータスで『目立たない』はもう不可能だニャ。諦めて腹を括るニャ」


鈴は再び、ヒルダの影に潜り込んで「モグラ・ステルス」を発動。しかし、レベルが上がったせいで存在感が消えすぎて、ヒルダが「あ、鈴殿がいない!?」とパニックになるという、新たなトラブルが生まれるのでした。


---


【状況整理】


戦力: 魔法(火魔法)が使えるようになったため、メタリィラビットのような物理無効の敵にも対抗可能に。

パーティ: ヒルダ(Lv200)、ミィア(Lv50)、鈴(Lv41)。



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