RP3 シグナルはイエロー
本業多忙で投稿できませんでした。
ま、、ぼちぼちで。
こまった・・・・。
まさか、連休中に6人で遊ぼうだなんて・・・。そんな誘いが、来るなんて・・・・。
学食で、香ばしいうどんから漂うかつおだしの香りをかぎつつ、スマホの画面を見つめていると、
「どーした?」
不審に思った誠が声をかけてきた。
「あ、えっと・・・」
「ああ、まなかからか・・・おあついこって・・・」
とすかさず肇が口をひらく。
「ああ、そうなんだ・・・」
「うん?なんかあったのか?」
歯切れの悪い俺の様子を見て、誠は気をつかっている。
「いや・・・その・・・」
あったんだけど・・・・・・・言いたくない。このまま、なかったことにしたい。黙ってれば、このお誘いがあったことは・・・2人は知るま・・・・。
いや、いやいや、いや・・・・。
それは悪手だ。きっと露見する。
しかし、予定が合わなくて無理・・・・・・・なんて答えたら・・・・。
教室にもどった時、きっと確かめに来るに違いない。そうしたら、俺が・・・・。
「ずいぶん考え込んでんなぁ?」
「どーした?」
いつになく、真剣な俺の様子から、心配そうに二人が顔を覗き込んできた。
さすがにすっとぼけるのは不自然か・・・・。
「じつは・・・・・まなかから、連休中いつもの6人で遊ばないかって・・・」
「いいじゃん!」
「そうだよ・・・なにか悩むこと・・・ああ、二人きりがいいのかぁ・・」
肇はにやりとした。
「実は・・・おれが都合が悪いっていうか・・・」
「え、じゃあ、お前の都合に合わすよ。」
「そうだな」
なんでお前たちはそんなに聞き分けいいんだ?「じゃ、やめとくか」ってなんないだ・・・・。
ま、女子と一緒に遊ぶ機会なんて、そうないからな・・・。このチャンスを逃すわけないか・・・。くそ、俺たちを出汁にしやがって・・・。
「いや実は、連休中はその、ずっと親戚の家に行ってて・・・・全く空いてないんだ・・・」
「一日もか?」
「うん、悪いんだけど・・・」
「え、じゃあ、まなかとも、会う予定ないのかい?」
そうだよな・・・。そうくるよな・・・・。
「まだ・・・・話してないんだ・・・」
「それは・・・まずいんじゃ・・」
「うん」
肇は心配そうに言ってきた。そうだよな・・・・。連休に彼女と一回も会わずに済ますなんて・・・。
そうさ、まずい、と、思うけど・・・。
「俺のことはいいよ。で、断っていいかい?」
『・・・・・・・・・・』
誠と肇は顔を合わせると、気まずそうに無言で目を伏せた・・・・。
くそ・・・。なんだよ・・・。お前ら4人で行けばいいじゃないか!
俺たちを利用して親密になろうとすんなよ!
今まで、6人で一緒にいたこと、かなりあっただろう?それ以上の関係を望むなら、さっさと告白しやがれ!!
二人は何かを言ってほしそうにちらちら目配せしている。
はぁ~・・・・。しかたない・・・・。
「・・・・・・わかった、何とか一日くらい都合つけるよ・・・」
俺は別な連絡先に切り替えて、ラインに素早く入力した。
そして、学食のうどんをすすりつつ、返事を待った。
ピン
きた。
うどんを呑み込みつつテキストを眺める。
はぁ・・・
少々お怒りだ・・・
それはそうだよな・・・・こっちからお願いしておいてだから・・・。
スマホの向こうでイラつく相手が目に浮かぶ・・・・・。
どうやって機嫌を取るか・・・。考えると頭が痛い・・・・・・。
しかし、青春を謳歌したがっている友人2人を安心させよう。
「なんとか1日空けられたよ。」
『ほんとか!』
誠、肇。あからさまに喜ぶなよ。見ているこっちが・・・恥ずかしいだろ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ピン
「返事きた?」
通知の音を聞くや否や、期待を隠し切れない麻美。
「うん。ちょっとまって。今読むから。」
うう・・・二人からの目線が痛い・・・。そんなに気になるんなら、自分たちで誘えばいいのに・・・。
って・・・え?そうなの?どうして・・・・。
「返事・・・は?」
美香がおそるおそる、期待と不安の入り混じった顔でこちらをうかがってきた。
「あ、OKだって・・・」
『ゃッたぁ・・・・・』
「ただ・・・」
2人に水をさすようで申し訳なかったけど・・・・・、私は二の句を続けた。
『ただぁ~?』
なんで息ぴったりなの?二人とも?
「連休最終日なら、って・・・・」
「え、最後?」
「なんで?」
「うーん、っと、その日しか、そろわないんだって」
「へー、そうなんだ」
「あ、「まなたく」の予定もあるしねぇ・・・そうでしょ?まな」
美香はからかうようなまなざしを向けてきた。
「えっと・・・・そ、そうね・・・・」
予定なんて・・・聞かれてない・・・・。そういえば・・・・。
いつもだったら、もう、うきうきで予定を立ててた気が・・・・・・。
「ま、最終日、ってのも、いい思い出になるんじゃない?じゃ、今日の放課後、どっかいこ。みんなでさ。相談しよう!」
「そうね!まな、連絡して!」
希望がかなって、麻美も美香も上機嫌だ・・・・。
ま、友達のためだ。これくらいの骨折りはいいか・・・。
(今日みんなで相談しない?いつものマックで)
送信、っと。3人で私のスマホの画面を見つめる。
『・・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こないね』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうね」
メッセに既読はついたから、見てはいると思うんだけど・・・・・・ずいぶん、時間かかる。いつもなら、二つ返事なのに。
なんだろう・・・・
胸騒ぎが・・・・する・・・
何か・・・・いつもと・・・・・
ちがう・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うどんを食べ終えた俺に、誠と肇は鋭い目線を投げてきた。
「なあ、どーして、お前いかないんだ?」
「うん。せっかくさあ・・・」
「いや、おれもいきたいのはやまやまさ。でもさ、その、家庭の事情ってやつでさ・・・」
と、俺の言い訳に、2人は「ふざけんな!」という表情で答えている。
さて、どーしよー・・・。
うん、しょうがない
「じゃあさ・・・・・・・・・・」
とりあえず、二人に今日どうするか話した。
「いいのか?」
「まなちゃん、怒らないか?」
俺の話が終わると、2人は困惑していた。だが、今日はこれでしのぐ。
「ああ、頃合いを見て、まなには伝えるさ。だから、とりあえず行けよ」
顔を見合す誠と肇。
「わかった、ありがとう」
誠の言葉に頷き、スマホに入力する。
(わかった。いつものマックでね)
送信、っと。
気まずそうな二人をよそに、さっさと送信した。
今にして思えば・・・・・
この時、少しでも顔出せばよかったのだ。
でも、この時の俺は、機嫌を損ねた相手をどうやって懐柔したらいいか?
そればかり考えていた。
さて、主人公の隠してることは何でしょうか?
まあ、カンのいい方はわかるのでは。




