RP18 姉弟? 姉妹?
女子会なるものはほんとにあるのかね・・・。ファンタジーじゃないのかな?
AR125の完成を祝い、私たちは母屋で、祝杯を挙げた。(もちろんジュース)夕飯は桑原さんのおばあちゃんがごちそうを作ってくれた。
「いや~、宗くん(跡部)とさとくん(松本)以外が来るのは初めてだぁ。しかも女の子も。ひとみちゃん、よかったねぇ・・・」
おばあちゃんは、ずっとにこにこしていた。
「ひとみ、明日慣らすんだべ?気いつけろよ・・・初めてのバイクは特に」
「うん。」
夕飯を終えると、ひとみちゃんにお風呂を誘われた。浴室は、タイル張りの、いかにも昭和感があふれる浴室だった。普広さは普通の家庭の2倍はある。ちょっとした宿泊施設のようだ。
湯船も2倍くらい。2人で入るには十二分のひろさ。
「大きいのね、お風呂」
湯につかりながらひとみに尋ねた。
「うん。おじいちゃんね、6人兄弟で、8人家族だったんだ。だから、おじいちゃんのお父さん、あ、ひいじいちゃんがね、みんなで入れるようにって、大工さんに無理言って作ってもらったんだって。」
「へー。」
「私たちも3人でよく入ったわ」
「え!」
「あ、小さいときよ!今は入ってないわよ」
「・・・・・じゃあ・・・・いつまで一緒に入ってたの?」
「えっと・・・小5?あれ、小4くらいだったかな?」
う、微妙・・・・・。
あの二人(跡部と松本)があんな感じなのが・・・・なんか納得するわ。
「ところでさ・・・・」
ひとみは急に声を潜めてきた。
「な、なに?」
「まなちゃんって・・・意外に着やせするのね・・・」
「はい?」
「いや、だって・・・・その、そんなに立派だと思わなかったから・・・」
ひとみは私の胸元をしげしげと見ていた。
「え、ちょっと、あんまり見ないで、恥ずかしい」
「ね、何カップ?Ⅾ?E?もしかして、エ、エ・・・」
「もう、秘密!」
「いいなぁ・・・私も・・・それくらい・・・」
「デカけりゃいいわけじゃないでしょ!」
すると、ひとみはジトっとした目を向けてきた。
「それは恵まれた人の言い草です。恵まれなかった人に対する、冒涜です!!」
そういうものなのか?
いや、一面の真実かもしれない。わたしが大きさじゃないと言い切れるのも、それなりの大きさがあるという余裕からくるものかもしれない。
彼女、ひとみくらい(推定B)だと、コンプレックスを刺激される発言なのかも・・・。
「そうね、ごめんなさい、軽率な発言だったわ」
「いや、そんな、かしこまらなくてもいいんですけど・・ふふふ・・・」
風呂から上がるり部屋着に着替える。促されるままにドライヤーを当てる。
そういえば、友だちの家に泊まるなんて、何年ぶりだろう・・・。美香や麻美は高校に入ってからの友だちだから、こんなことなかったな・・・・。いつの間にか、ドライヤーの耳に残らなくなっていた
洗面台の自分の顔を眺がら、つい、考え込む。
最初は構えていた3人への見方も変わった。
ただのバカライダー、バカイダ―かと思ったが、彼らの情熱というか好きさ加減は想像以上だ。いくら詳しいとはいっても、ばらしたバイクを丸一台組み上げるなんて、普通じゃない。バカだバカだと思っていたタッくんが少し可愛く見えたくらいだ。
すると不意に洗面所兼脱衣所の扉が開いた。
「まなちゃん、髪乾いた?」
「うん」
「じゃ、はい!」
と、そう言うと、小さな紙パックを投げてよこした。
慌てて手を出し受け取る。
「水分補給よ。その牛乳、親戚んちの生乳でつくってるの。飲んでみて」
「あ、ありがとう・・・」
「お礼なんていいわ。売るほどあるの。さ、2階に行きましょう」
そう言って踵を返したひとみちゃんの背中についていった。
私たちが泊まる部屋は8畳くらいの和室。布団がすでに2組敷いてあった。
奥の窓側布団にわたしが、手前の布団にひとみが座る。
「じゃ、ぐっといって、ぐっと!」
私は紙パックにストローをさして、牛乳を飲んだ。
「あ、おいしい・・・甘いわ」
「でしょ?それ低温殺菌だからその辺のとは違うの。もっともってくる?」
「え、でも寝る前だし、十分よ。ありがとう。」
「そうね。おもらししたらたいへんだものね」
「やめてよ・・・ひとみちゃん・・てか、そんなじょうだんも言う人だったんだ」
ズルズルズズズズ・・・
ひとみは一気に紙パックの牛乳を飲み干した。
「ぷっはぁ~・・・うん、そーなの。ほんとは、けっこうがさつでさ、下ネタもあけすけに言っちゃうの。でも、学校ではねこかぶってるの。一応優等生で通ってるしね。」
「そーね・・・イメージが違う感じ・・」
「うん、だからさ、すごく気になってるの・・・わたし・・・」
「え、なにが?」
「まなたくがどこまで進んでるのか」
「どこまで?」
「うん。ぶっちゃけ・・・や、やったの?」
「はい?な、なにを・・・」
「言わせないでよ・・・あれというか・・・その・・・ね、なに、っていうか・・・・」
「・・・・そんなことは起きておりません・・・」
「え、じゃあ、まだ清い交際なんだ・・・なぁーんだ・・・」
「ご期待に添えなくて申し訳ありません・・・」
私はプイっと横を向いた。
「あ~あ。その、「あれ」って、どんな感じか、聞いておきたかったなぁ・・・後学のためにさぁ・・・・・・ね、今日すましてきてよ」
「宿題みたいなのりで言わないでよ!」
「あ、ごめんなさい。でもさ、なんか怖くない?その自分の体に、人の体の一部が入り込むんだよ・・・ちょっとさぁ・・・なんかホラーっぽくない?」
そういわれれば確かに・・・・て
「もう、そーいうこといわないで!もう、寝ましょう。」
「ああ、詳しく聞けると思ったのに。」
「自分で試してよ・・・」
「だから、怖いって・・・相手の体の一部が・・・」
「やめて、想像したくない・・・」
私はふとにもぐりこんだ。
「あ、ごめんって、ごめんなさい!調子乗りすぎました。」
私は布団から顔半分だした。
「もうやめてよ、その、あけすけに聞いてくるの・・・」
「うん、うん」
にやけた顔で瞳は頷いた。
「じゃ、電気消して・・・」
「うん、わかった!」
そう言うと瞳は電灯からぶら下がる、ひもを引っ張り、常夜灯にした。
そして、寝床に体を横たえた。
「まなちゃん・・・」
「なに?もうプライベートな質問には答えませんよ・・」
「ふふふ・・ごめんなさい・・・・だって、嬉しくて」
「え、なにが?」
「同性の友だちができて・・・」
「え?そうなの?」
「ええ。宗一とさとしは、小中高っていっしょで・・・結局他に友だちできなかったのよね」
「何をするにも一緒で、おかげで3人とも彼氏・彼女はできないのよ。」
「へー・・・・じゃ、ひとみちゃんどっちかと付き合った・・・・ら・・・・」
「いや、無理でしょ!・・・それ・・・」
それはそうか・・・ふたりとも、パンツ見ても平然としてたし・・・・まるで・・・
「私たちはさ、ほんと・・・姉弟みたいでしょ」
「そうね・・・」
「女として見られてないのよね・・・あ、でも、たくみくんは、私を女として認めてるわよね」
う、否定できないなぁ・・・。ひとみちゃんのパンツに目が釘付けだったし。
「わたし、たくみくんならいいかも・・・その・・あれも・・・」
「それは、ダメ!」
「・・・あ、冗談よ・・・姉妹じゃなくて、友だちでいたいし・・」
「姉妹?」
「棒の・・」
「もう、そーゆーのやめて・・・なんか、怖くなってくるわ・・・」
「えっと・・・女子会ってこんな感じじゃないの?」
「そんな、生々しくはないわよ!・・・・」
たぶん。
「そっかー、女子同士は生々しく性体験とか、下ネタ話すんだと思ってた」
「ネットに毒されないで・・・・フィクションよそれ・・・・」
「はぁ~・・勉強になるわ。まなちゃんと知り合えて、ほんとよかった!」
「そう・・・よかったわ」
わたし・・・感謝されるようなこと話したかしら・・・・。
今回、女子同士の会話を頑張って考えました。
リアリティーがないかもしれませんが、苦情等は一切受け付けません。
がんばって考えたんだもん。




