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RP0 プラクティス

今回はばかばかしい話にしたいと思っています。

なんかさ、もっと、アホでいてほしいんよ。男子高校生は。

それで、独りよがりですったんもんだしてほしい。んで、反省と後悔と希望をごっちゃ混ぜにして突き進んでほしい。

あ、題名はまだ仮題です。

 高1の冬休み前日。雪がちらつく寒い日に、屋上へと続く踊り場に呼び出された。朝、下駄箱にメッセージカードが入っていたのだ。

 この時期に、こんな寒い場所に呼び出さないでほしい。案の定、階段を上っていけば行くほど気温が下がるのがわかる。最上段の踊り場は、もう、外気温と変わらないんじゃないか?と思うほど寒い。なんせドア一つ隔てて外なんだから。

踊り場には、俺がよく知る、同じクラスの女子が3名ほど待ち受けていた。3人とは久慈まなか、瀬戸麻美、伊藤美香の3人だ。久慈まなかの後ろに2人が付き添うように立っていた。

「あ、きたよ、まな!」

そう言ったのは金髪にそめ、わざと制服を着くずし、ギャル!て感じの瀬戸麻美。

「浅野くーん、来てくれてありがとう!」

といったのは、セミロングの髪に小さめの丸メガネをかけ優等生然とした、伊藤美香。

「さ、まなか!」

「がんばって!」

2人がそう言うと・・・優等生っぽくもなく、ギャルっぽくもなく、ごくごく一般的な女子高生の久慈まなか、が、一歩前に出てきた。まあ、かわいいは、かわいい。彼女は俺のほうにさらに2歩ばかり近づいてきた。

え、まさか、これ・・・・・。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 わたし、久慈まなかは、今日、人生初のミッションを行うことにした。今日は12月23日。明日からは冬休み。

「ねえ、冬休み入る前に、きちんと伝えた方がいいんじゃない?」

3日前のこと。いつものように3人で下校してると、麻美は、そうアドバイスをくれた。

「そうねぇ~・・・4月にはクラス替えだし・・・・クリスマスとか、お正月とか・・・・あ、バレンタインもあるし・・・カレシがいたらきっと楽しいよわよ」

と、まるで経験者のようなことを美香も付け足した。

「うーん・・・・そうだけど・・・・でもさぁ~・・・・・」

「だいじょうぶよ、まなかなら!」

「うん、そうそう。きっと上手くいくよ!」

2人は私の背中をおしてくれて・・・・でも、それは・・・興味本位という気持ちが隠されているのも、何となくわかる。

 もちろん、それを咎める気も、怒る気もない。自分の優柔不断なところを心配してのこと、というのも十分わかるから・・・・。


彼、浅野巧あさのたくみくんと初めて話したのは、7月のことだ。

席替えでたまたまのお隣。言葉を交わすようになり、次第に話す機会が増えた。

タッくんは、授業も真面目、日直や掃除、その他、他人の仕事まで手伝う人だった。学校祭では、クラスの喫茶店で、一緒にキッチンを担当した。意外に手際のいいことに驚いたりした。家でも料理をするらしい。

 成績もいつも上位20番以内。くそ真面目な人かな、って最初思ってたけど・・・・。

ゲームやYOtubeもけっこうやってて、同じスマホゲームの話題で盛り上がったりした。

 席が別れても、休み時間は彼と彼の友だち2人、そして私たち3人の6人で一緒に過ごすことが多くなった。勉強でわからないところがあると、みんなタッくんへ、すぐ、ききに行ってたっけ。

 真面目だけど真面目過ぎない。楽しむときはしっかり楽しめて、周りにも気づかいをわすれない。そんな彼を好きになるのに・・・時間はかからなかった・・・・。

 でも、気持ちをつたえる勇気を持つのは並大抵じゃない・・・・。

 「高2でも、このメンツで集まれたら・・・・いいよねー。」

秋が終わるころ・・・あさちゃん(麻美)の言葉にドキっとした・・・・

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ガタ、ガタタタタタ・・・・。

屋上へと続くドアが、寒風できしんだ。

「あ、タッく・・あ、いえ・・・巧くん・・・」

まさかじゃない・・・・。これは・・・・。

ごくり。

思わず生唾を飲みこむ。

顔が熱くなるのが自分でもわかった。

「あ、あの・・・・わ、私と・・・・」

え、まじか!まじか!!俺に、こ、こ、こ、コクルのか?

そんな青春ラブコメマンガみたいなことが、俺に起こるのか?

ゆ、夢では・・・。

いや、夢でも、されたい。されてみたい・・・。

そうだろう?

って、誰に聞いてんだ?俺?

「つ、つ、つつつ・・・・」

ああああああああ!まなかの顔が真っ赤だ!

お、俺の顔もきっと!!

まて、いうな。言われたいけど、言うな!

俺は・・・・。

「つきあってください・・・・・」

・・・・・言われた。生まれて初めて告白された・・・。

鼓動が高まる。

まなかの紅潮して今にも張り裂けそうな緊張している顔。

そして、後ろに控える2人の、期待と興奮っと、興味本位の入り混じった顔。それらが一瞬の間に目に焼き付く。

「・・・・あ、その・・・・・」

思わず言いよどんでしまった。

こんなにうれしいことはない。久慈まどかは、正直・・・・・かわいいと思う。6人でつるんでいて、気心も知れてるし何より話もあう。限られた学校生活を、青春を、彼女と過ごせたら、最高に幸せだろう。でも、だ、でも、しかしだ・・・・。

「あ、その・・・・・俺は・・・・」

と、言いかけた時だ。

まなかの落胆しそうな顔と、背後の2人の射貫くような目線が網膜に映った。


いかん。これは・・・・・・・・ことわったら・・・学校生活が・・・・・・・終わる。

女子から総スカンをくうやつだ・・・・・。


ここはいったん、受け入れよう。後のことは、あとで考える!

まなかは、かわいいし、一緒にいて気が合う女子だ。

まなかについていえば、なんの不満はない。むしろ大歓迎だ・・・。そう、あえて言おう。俺はくじまなかが好きだ。大好きだ。


よし!


今の自分を信じるんだ・・・浅野巧!きっと、うまくやれる!!

俺は意を決して口を開いた。

「・・・も・・もちろん・・・喜んで・・・まなか・・・・よろしく・・・」

そう言って俺は右手を差し出した。握手のつもりで。

しかし、彼女はうっすら涙を流しながら、俺の右手を両手で握りしめてくれた。思わず驚いて、声が出そうだった。

だってそうだろう?女子に手を、しかも両手で握られるなんて・・・。生まれて初めてなんだから!

後ろの二人も、涙ぐみながら、俺たちを笑顔で見つめていた。


でも・・・・・・・。


思えば、この時もう俺は、最初の裏切りを犯していたんだ。



俺は勝手に、心のどこかで彼女に期待していたんだ。まなかは、久慈まなかは、きっと理解してくれるだろうって・・・・。

題は決まっているんだけど・・・書いちゃうと、なんとなく、どんな話かわかっちゃうんで・・・。

適当な時期に改題します。

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