表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/25

必然的な別れ

空が震え、裂け、終焉の気配が押し戻されていく。彼女の身体はもう少女の輪郭を失い、“世界を繋ぎ直す存在”へと変貌しつつあった。

誠司は拳を握り、涙を噛み殺す。この瞬間を止めることはできない。ならせめて――見送ろう。最後まで、彼女の選択を見届けよう。

「……レイ」声は震え、涙で滲んだ視界の中で彼は祈るように呟いた。「お前の決意を、俺は忘れない」





光が弾け、世界を包み込む。

その最後の瞬間、楓はレイに問いかけた。


「 ねぇ 、貴女の名前は ? 」


一番、いちばん最後の質問。


「 …レイだよ。

 春の風の中で、楓と誠司さん、

 それ以外にも沢山の、優しさに

 出逢えたから 」


ふっと穏やかに笑みが浮かんで


そして、世界は光に包まれた。


彼女は光となり、風となり、

未来をつなぐために消えた。


涙が、溢れて止まらなかった。

レイが、アズリエルが、

自分の名前はレイだと言った。

春の風の中で。

沢山の優しさと、

出会えたから、レイになった。

レイから溢れた光があたりを祝福し、

そしていつもの景色に戻るまで、

楓の涙は止まらなかった。



なんと今回!

一つの章に二人の目線での文が入りました!!

それぞれがそれぞれでレイと別れます。

レイ可愛いだろうな…(私情

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ