第一話 始まり
声が聞こえる…
「助けて…」
ふと、目が覚める。何の夢を見ていたのだろう。「まぁ、いいか。」そう思い窓を開けて空を見る。
空には朝にもかかわらず星空が広がっていた。
この世界、スターリングでは普通のことである。今日の天気は、天の川が見えるほどよい天気だった。
コンコン。「起きましたか?」
「起きました」そう答えると、零が部屋に入ってきた。
「凜様。今日は、…」
「その様っていうのやめて下さい」少しむくれたように凜は言った。
「我慢して下さい。今日のスケジュールは朝食を食べた後に戦闘訓練1.5時間、その次に魔法訓練2 時間、15分の休憩、その次に勉強3時間、昼食、読書2時間、実施訓練3時間、夕食、自由時間の 予定です」
「ん~、わかった~。ありがとう。」
「失礼しました。」
零が出て行った後、小さく溜め息をついた。
(また、同じことの繰り返し…。今日こそいつもと違うことが起きないかな?)
そういつもと同じことを思いながら部屋を出て、朝食へと向かう。
……今日も疲れたなぁ~。何もかもいつもどうりだった。今日も。お母さんもお父さんも過保護すぎる よ~。せめて家の外に出してくれてもいいのに…。
そして、いつもどうりに寝ようとするとそれは、起こった。
「あなたは…、だれ?」
初めて書いたので、アドバイスなどがありましたらご指摘ください。
まだ少年は出ていないので、次の「第一話 もうひとつの始まり」をもうしばらくお待ちください。