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前に見える未来
すっくと。
その言葉を最後に
少女は起きた。
もちろん上半身だけだけど。
生き返ったという感情。
私はよく分からないけど。
下半身が飛んだ苦しみを
耐えさせるくらいなら
分からないのが幸いなくらいだね。
脳が壊れるように遊んでいるエンドルフィン。
おかげさまでカフェインを入れたコーヒーを
がばがばと飲んだ気分。
きょとんとした目で周囲を見回した。
「 ··· 」
そうでなければ
「これが···」
少しは痛くなかったのだろうか。
「 ··· 」
幼い時に言える言葉では
激甚なストレス。
触れることすら
不可能だった。
そのため、少女は口を閉じた。
目に焼き付く赤い絵の具が
水彩画を描くように、ある面は鮮明で。
おかげさまで、誰が誰なのか。
ここがどこなのか。
どう,
どう,
どう.
そうだよ。どういうことなのか。
全部わかったから。
「 ··· 」
「チェリーアイスクリーム。」
「今頃、全部溶けたかな。」
...
私はまだ。
忘れられない。
...
今。
少し笑ってなかった?
間違いない