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日々の日記  作者: リンダ
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逸失利益…。

 昨日でしたか、大阪市内で、当時11歳だった聴覚障害を抱えていた女の子が、重機に撥ねられてなくなって、その女の子が生きていた場合、得られるはずであった将来の収入の賠償を求めて、ご両親が訴えられた裁判の2審の判決が、大阪高裁で言い渡されましたよね。1審では、聴覚障害があるということで、一般労働者の平均収入の85%を支払うように命じる判決が出ていて、ご両親が娘さんが頑張ってきた道を訴えられて、高裁に控訴されてたわけですが、いい加減障害があるからと言って、こうした、障碍のある方たちを差別するような風潮は買えないかって思う私です。

 私もこれまで、いろんな障害を抱えた方と接してきました。以前の会社では、聴力に障害のある後輩とも一緒に仕事しましたが、普通に与えられた仕事を、健聴者と遜色ないくらいこなしてましたし、コミュニケーションも、いろんなツールを使ってしてましたよ。ごく普通にどこにでもいる青年って感じでしたし、会社も聴力に障害があるからという理由で、不当に賃金を抑えるようなこともなかったです。

 障碍者だから、収入を低く抑えてもいいとか、賃金が安くてもいいとか、そんなことはないはずで、障碍があるなしにかかわらず、仕事がみんなと同じようにできるだけの力があるのであれば、健常者と同じ賃金を支払うべきですし、障碍があるからと言って、賃金や収入がカットされるようなことはあってはいけないはずです。その点を考えたら、今回の高裁の判決は、ご遺族の方々の思いが届く、血の通った判決でよかったなと思います。

 逸失利益は、どの職種に就職するのかによっても違ってきますが、その人が得られるはずであった収入が、理不尽な事件や事故に巻き込まれたがために、障碍があるからと言って不当に低く抑えられるのは、根絶してもらいたいです。

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