表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日々の日記  作者: リンダ
62/122

ポッキーの受難?

私が20代のころ、家では迷い猫で我が家にやってきた、日本猫のポッキーと言う女の子のニャンコがいたんですが、このポッキー、なんでポッキーと言う名前になったかと言うと、妹いわく、

「マーブルポッキーに毛の色が似てる」

ということでポッキーと決まった次第です。私が

「ジジにしよう」

というと、

「黒猫じゃない」

と言ってあっさり却下されたんですが、まぁ、ポッキーと言う名も

「かわいいからいいか」

なんて思ってた私です。そのポッキー、これは確か1994年だったと思うんですが、正月にお飾りで、2階の神棚にスルメイカを飾っていたんですが、このスルメイカを見て、

「あらぁ。ここにこんなおいしそうなものがあるじゃない。うーん。いい香り。早速いいただいちゃいましょう」

とでも思ったんでしょうか。私たちが全く知らない間に、スルメイカを全部食べてしまったようで、

「ゲプ。もうお腹いっぱい。これ以上食べられないわ~」

という具合に、夕方のいつも餌を食べる時間になっても餌を欲しがらないため、

「なんかポッキーの様子変じゃねぇ。いつもなら餌くれってにゃんにゃんなく時間やのにねぇ?」

「そう言えばほしがらんねぇ?なんか食ったんじゃろうか?」

そのうち胃がむかむかしてきたんでしょうか、見るからに

「気持ち悪い」

って感じで、ぐだーと体を横にして呼んでも来なくて、

「なんか様子がおかしいけど、どうしたんじゃろ?」

「そう言えば2階が開いてるわ。ちょっとみてくる」

母が2階に行って、スルメイカがきれいになくなっているのを見て、

「ひょっとしたらポッキー、2階のイカ食べたんじゃない?」

一方そのイカを食べたポッキーは、

「うへぇ~。気持ち悪い~。なんで~?」

って感じで横になっていて

「あんた、イカ食べたやろ~。バカじゃねぇ。消化不良起こしてるんじゃない?どっか動物病院で診てもらえんじゃろうか?」

ということで、大学の獣医学部で診てもらえることになって、車に乗せて獣医学部の動物病院に連れて行って、胃腸薬などを処方してもらって、ようやくポッキーも気分が落ち着いたようで、

「もう、あんなもの食べるんじゃなかったわよ。もうイカはこりごり」

なんて思ったんでしょうねぇ。翌年からイカを飾ってあっても盗み食いなんてことはしなくなったばかりか、イカを見ると拒絶反応を見せるようになってました。

ほんとう、グロッキーって感じでしたよ。

 そんなポッキーは、夕飯時になると、

「ご飯ちょうだい」

って鳴いて要求してましたよ。

 母は結構ポッキーをかわいがっていて、

「ポッキーにご飯あげて」

って言ってましたが、私たちの食事を作る際は

「さぁて、人間どものエサを作るか~」

って言ってました。ポッキーが食べるのがごはんで、私たちが食べるのがエサなんだそうです(笑)。

 ポッキーがごはんで、私たちはエサって…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ