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日々の日記  作者: リンダ
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親父渾身のボケ?

 これは、私が両親と一緒に暮らしていたころのお話です。私の両親はウォーキングが好きで、よく夫婦そろって散歩を兼ねて家の周りを歩きに出かけてました。やはり運動不足が気になるっていうことで、ウォーキングであれば、お金もかけずに、手軽にできますからね。そしてその日も夕食を済ませてから、食後の軽い運動も兼ねて、ウォーキングに行くことになったんですが、その時に私の親父が言い放った渾身のボケがこちら。

「さぁ、飯も食ったし、片付けも終わったし、運動も兼ねて歩きに行ってくるか」

 母が

「そうやねぇ。あ、そうそうガソリンが少なくなってきてたから、給油しとかんといけんね」

「おぉそうかぁ。それじゃあ、ガソリン給油しに歩いて行ってくるかぁ」

 私

「はぁ、歩いてスタンドに行くって、ガソリンはどこに入れるんよ」

「だから、歩いて給油しに行ってくるって言ってんじゃん。」

「いやいや。ガソリンは車がないと給油できんじゃん」

「へ?俺今そんな変なこと言ったっけ?」

「うん。思いっきりボケかましてた」

 それを聞いていた母はマジで受けて腹抱えて大笑い。

「腹がよじれる」

 って、涙が出るくらい大笑いしてました。そしてさらにオオボケをかました父。何をしたかって言うと、給油をしなければならないのは母の車で、自分の車は満タンに入っていたそうで、ガソリンスタンドまでいって、ガソリンを給油したそうなんですが、ほとんど入らず、

「おかしいなぁ。ほとんど入らんかった」

 と言ってたんですが、

「ガソリンの残量を確認せんかったんかい」

 と思っていたら、母が

「お父さん、ガソリンを入れんといけんのは私の車。お父さんは自分でこの間満タンに給油したって言ってたじゃん」

「オヤジ~。マジで大丈夫かぁ~」

 と思った私ですが、父は今も母の実家で畑仕事をしながら、自分の愛車である軽トラを操って、運転してます。ガソリンスタンドまで歩いて給油しに行ってくるって、まさに親父渾身のボケでした。

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