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日々の日記  作者: リンダ
111/122

白馬の空 雪の思い

私のオリジナルストーリーの終着駅の最新話を基にしたポエムを書いてみました。よかったら、箸休めみたいにお付き合いください。


傷を負った翼は

もう二度と 風を掴めないと思っていた

冷たい診断の夜

眠れぬ日々に ただ、君の声だけが

灯りのように 寄り添ってくれた


「決勝に行けなくても、帰ってきてくれるだけでいい」

雪のように白く、

やさしさで包む君が

どんな勲章より 僕の誇りだった


だけど僕は

飛びたい

もう一度、あの空へ

君の笑顔を スタートゲートの先に描いて


白馬の空を裂く風の中

跳んだ 命をかけて

跳んだ 夢を信じて

そして届いた K点の向こう側


君の涙が

僕の着地のあかしだった

「ありがとう、そうちゃん」

その声が 何よりもあたたかかった


痛みも、不安も、

君とともに歩いた日々が

すべて、翼だった


さあ、次は世界だ

君と誓った あの五輪の空へ

跳べ、僕よ

風をこえて

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