今日は地下鉄御堂筋線の一部区間が開通した日
今日は、1933年に大阪市営地下鉄御堂筋線(現在の大阪メトロ御堂筋線)の梅田〜心斎橋間が開通した日だそうです。
御堂筋線といえば、大阪の新大阪、梅田、心斎橋、難波、天王寺といった主要なターミナルを南北に結び、まさに都市の大動脈。新幹線や私鉄、JRとの乗り継ぎも便利で、多くの人々が行き交う、まさに「大阪の顔」のような存在です。
混雑の激しさから、ホームの拡張や車両の増結といった対策も行われてきましたし、最近では北側が千里中央から箕面萱野まで延伸されるなど、利便性向上にも力が入れられています。
そして2031年には、なにわ筋線の開業も予定されており、大阪の交通網がまたひとつ、大きく変わろうとしています。その時、御堂筋線がどんな役割を果たすのか、今から楽しみですね。
私自身も、子どもの頃によく御堂筋線を利用していました。
南海本線で難波まで出て、そこから御堂筋線に乗り換えて新大阪へ――新幹線に乗るための、わくわくするような旅のはじまりでした。
でも、御堂筋線はホームの左右で扉が開く向きが違う駅もあって、どちら側のホームに降りればいいのか、ちゃんと覚えておかないと迷ってしまうこともありました。そんなことまで、今では懐かしく思い出されます。
山口に引っ越す前、当時走っていたあの車両たちは、もう引退してしまって今は見られません。けれど、地下鉄の独特の匂い、車内のざわめき、駅に流れるチャイムの音――すべてが、あの頃の記憶と結びついて、今でも胸の奥に残っています。
御堂筋線は、私の少年時代の思い出を運んでくれた、大切な「線路」でもあったんですね。