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十一話「輝く旅立ちの風(前)」

ここは遠い世界。突然として現れた輝竜はあっという間に砂漠の皇帝を仕留めた。そして次に二人の前に立ちはだかる。しかし、その口からは意外な言葉が語られた。協力しようというのか・・・。



変身した輝竜の背中に乗る二人。

「意外と乗り心地は悪くないわね。」

「背中の乗るところだけ棘とかが無いんだね。」

輝竜は二人が摑まったのを確認し飛ぶ。

「すっごーい!これ速い!」

「物凄い風圧ね・・・。」

そうこう言っているうちに星彦丸の乗る焼け落ちた砂上船に着くと素早く輝竜は変身を解く。

「よいしょっと・・・何処にいるかな・・・。」

「生きてるって言っていたけどどうして分かるの?」

「正確には分からないがこの力はあの男と繋がっているらしく、生命の危機を悟った時に自然と結界を俺が張ったみたいだ。上空を通り過ぎる時に光が見えたからな。」

「ってか脱走してきて大丈夫?あんた斬首される予定だったんだよ。」

「そうなのか!?」

「ええそうよ。記憶に無いかしら?貴方ったら砂上軍艦一隻分の兵士を殺したのよ?」

「・・・それは不味いな。早く逃げなければ!」

とか会話していると船の残骸の影で丸くなってる星彦丸を見つける。

「星彦丸!怪我はない!?」

リルムは一目散に飛びより抱きつく。

「ひっく、えっぐ・・・僕、死んじゃった・・・。」

「ほしひこちゃん!貴方生きているのね!?」

「えっ・・・生きてる・・・?はっ!僕生きてる!やったー!でもなんで?」

「言った通りだったろ?」

そこに鎧姿を解いた竜人がゆっくりと歩きながら現れる。

「君が僕を守ってくれたの?ありがとう!」

瞳を輝かせ礼を言う星彦丸。

「礼は要らない。これは生理現象だ。」

それに対して意外とクールな男であった。

「どういうこと?」

「話せば長くなるぞ?今はその時間がない。砂漠の国の連中が俺の首とトカゲ野郎の死体を狙ってやって来る。選択肢は二つだ。」

「「ゴクリ」」

三人は息を呑む。まさかここで国家を相手に戦うことになろうとは・・・。

「簡単さ、死刑囚の俺を仲間に加えるか若しくは見捨てるかの二択だ。」

「あんたを仲間に加えるって事は指名手配犯を連れて歩くってこと・・・。」

「リスクが高すぎるわ。」

二人は明らかに反対の様子だった。

「よろしくね!竜人!」

「えっ!正気なの星彦丸!」

「流石に無理が有るわよ?」

「君には命を助けられたみたいだから今度は僕らが君を助ける。いいでしょ?それで。」

賢いように見えてそうでもないのが星彦丸だ。

「星彦丸とかいったな?お前、面白いことは好きか!?」

「うん!」

「俺の能力はあんたと関係が有る様だ。i loyal you.

今日から俺はお前の剣であり盾だ。だが、一癖も二癖もある剣と盾だ。使いこなせなければ自分が怪我するって事を覚えておけよ。」

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