プロローグ
『いせくい』に続き2作目の作品となります。
2作同時進行···1作品だけでも大変なのに2作目となると···我ながらどうかしているように感じます。
しかし小説を書くことは楽しいし、皆様に読んでいただき感想を貰えるだけで嬉しく思い、またやりがいを感じますので辞められません。
長々と前書きすいません···
プロローグと1話ものすごく短くなってしまったのでその足しだと思ってください(笑)
良ければ是非感想もください。
2作目も1作目同様よろしくお願いします!
この世界はほとんど金さえあれば解決する。犯罪を犯したとしても人殺しなど凶悪な犯罪でなければ金を払えば刑務所に入らずにすむ。みんな子どもの頃から勉強させられるのは『将来のため』と言えば聞こえはいいが結局のところ、いい高校に行って、そのままそれなりの名が通っている大学に行き、大手の会社に入る。そしてそこで給料という『お金』をもらう。最終的には『お金』だ。別に悪い訳ではない。お金は大切だし、お金があれば遊んで暮らせる·····
しかし、無ければどうだろうか?ずっと働いても低給料、1ヶ月の食費でほとんど消えるため遊びにも行けない。
こんな人生最悪だ面白さの欠片もない。生きているのがしんどいだけだろ。いっそ死んでしまった方が楽なのではないか?
俺はずっとこんなことを考えている。
こんなことを考えるのはまだ早いだろうか?
俺は今年受験生の15才。世間でいう中学3年生だ。
大人からするとまだ未来の可能性は無限大にあるとか言われている年齢だ。
毎日毎日受験のことで親と喧嘩し暴言を吐きまくって部屋にこもりベッドで横になり本を読んだり、ある時はスマホでニュースを見たりWeb小説を読んだりそれで1日がすぎていく本当に退屈だ。面白くない。生きているのがしんどい。死にたい。
こんな簡単に死にたいなんて言うのはすごい罰当たりな人間だな。つくづくそう思う。
そして俺は父のある一言で死ぬのを決めた。
「お前、ぶっ殺すぞ」
受験生なのに勉強もろくにせずゲームばかりやっていた俺にキレた父が言った言葉だ。俺が悪かった。そんなことは分かっていた。だが『殺す』という言葉、それは俺の心にズシンとのしかかった。そして俺は決意した。
殺されるぐらいなら自分から死んでやると
前書きが本来後書きで書く内容っぽくなってしまいました···