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宇宙冒険家ノモ  作者: 坂山海
早熟で未熟者
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再会③

私たち。絶賛捕まり中です。


リナとダニエルも宇宙海賊団クラッシュに捕まっていた。というか、捕まりに行った。



(遡ること三日前・・・)


(太宰)「ねぇ。探すのはいいけど、何か当てがあるの?」

(坂口)「当て、、は、、、」

(太宰)「無いんだね」

(夏目)「・・・お前はあるのか?太宰」

(太宰)「あるよ」

(坂口/夏目)「何!?」



何やらうちらのリーダーと向こうのリーダーが集まって何か話している。ゴニョゴニョと耳打ちをしている太宰というリーダーは、私たちのリーダーたちに何かを伝え、こちらとにんまりとした笑顔で見つめてきた。


坂口と夏目は少し怪訝そうな表情をしている。


後ろのご飯をモリモリ食べているダニエルの方を見ているのかと思い、視線から外れようとするとこちらに合わせて視線が動いた。


(リナ)「な、なんですか?太宰さん」

(太宰)「ダニエル!こっちへきてくれ!」

(ダニエル)「?」

(ダニエル)「ふぁ〜い!!」


口をもごもごさせながらうすらでかいのが近づいてきた。飲み込んでから来いよ。汚ねぇな。


(太宰)「君たち二人に極秘任務を行なっていただきたい!」

(ダニエル/リナ)「はぁ〜/あぁ?」




(昨日・・・海賊団クラッシュ船内)


というわけで、ここには極秘任務とやらで潜入している。いわゆるスパイというやつだ。


宇宙海賊団クラッシュ船長のローキィからは何故か二つ返事でここで働くことを許してくれた。どうやら太宰が見習いの探索家として働いていた頃、ここでお世話になったらしい。その頃はまだ海賊団ではなく、大規模な探索家チームとして真っ当に活動していたようだ。


色々、謎が多い海賊団だが、働かしてくれるということで、潜入し放題だった。

ここへ来た目的は二つ。


・ノモの捜索

・クラッシュの目的を調べる


実は海賊団にノモが囚われるのを見たという他の探索家チームから連絡があったのだ。だが、どちらの海賊団に捕まったのかは分からなかったそうだ。なので、とりあえず繋がりがあるという太宰がいたこちらから調査することにした。



(そんなに仲がいいなら捕まえたのかどうか聞けばいいのに、、、)


私は情報部門で働き、ダニエルは図体の大きさから肉体作業の多い資材部門へスカウトされていった。


スカウトしてきたやつがナイスバディな吊り目の女性で、ダニエルがそいつにデレデレしているのを呆れ顔で見ながら、分かれた。


どうせ、こき使うためにああいうのを一人や二人置いているんだろう。男どものやる気を上げるために。。。



潜入する前にダニエルと決めていたことが三つある。

・夜中に捜索すること

・船内では他人のふりをすること

・各々各自で任務にあたること



この船は司令塔が真ん中にあり、そこから前方部は情報や攻撃部隊がいるエリア。後方部は資材やデータ処理、エネルギー炉などがあるエリアに分かれている。私たちが二人で手分けして捜索するにはうってつけのエリアで区切られているのだ。


だから、あえて各自で捜索する。情報の交換などもしない。もしノモを見つけたら時は各々の考えで動く。その場で逮捕するのか擁護するのか。どちらか早い者勝ち。ということにしたからだ。



(そして現在・・・)

潜入して早々にやらかしたダニエルによって、一緒に来た私まで牢屋に入れられている。あの吊り目女に鼻の下伸ばしてるからだ。全く。使えん。


私は決して他の女にデレデレしていたこいつにキレているのではない。ろくな仕事もできないコイツにキレているのだ。


別に女の事なんてどうでもいい。多分、、、


いや、絶対。




まあ、結果的に牢屋に来られたので、牢屋を調べてみることにした。といっても見張りがいるし、脱獄がバレてしまうと最悪の場合殺されてしまうかもしれない。一応、馴染みがあるとはいえ、海賊団なんだし、、、


どうにかして、牢屋から出ずに他の牢屋を調べられるだろうか、、、



真面目に任務に取り組む私の隣で鼾をかきながら寝ている熊ヤロウの顔面を私は睨みつけた。


(こいつ。マジで能天気だな。脳みそ空っぽなのか?頭がお花畑だから能天気なのか。年中晴れてるんだろうなこいつのお花畑は)


なんて、こと考えていた。疲れたので少し横になっているといつの間にか私も寝ってしまっていた。


夢の中で、コイツと花畑を走り回る夢を見た。

夢見心地が悪すぎて一度目を覚ましてからというもの、その後眠れなくなってしまった。。。



(コイツは夢の中でも私を邪魔するのか、、、、、)



「あ〜あ。全く。何しにきたんだ」


ぼーっとしていると、宇宙制服越しに誰かから通知が届いた。


[お久しぶりです。

ペタです。現在、宇宙海賊団エースに捕えられています。助けは不要です。隙を見て逃げ出しますので]



(リナ)「なんだ、、、ペタか、、、」

(リナ)「ん?ペタ??なんでペタからこんな変な通信が来るんだ?」

(リナ)「ペタってこんな流暢に通信してこないよな、、、報告書見たいな文章しか見たことないし、、、」

(リナ)「どういうこと、、、?」



その下には画像が添付されていた。

誰かよく分からないが、薄紫色の髪色の美少女が手前にいて、奥の方の左後ろの牢屋の中に写っている緑色の髪の女性が手を振っている。


「リーダーだ、、、」


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