表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙冒険家ノモ  作者: 坂山海
早熟で未熟者
66/101

宇宙海賊団の覇権争い

ノモのニュースが流れてまもなく・・・

海賊団たちの動向はいつにも増して、過激になっていた。多くは懸賞金目当てに。数人は覇権争いに。




(船長A)「懸賞金50億のガキが彷徨いているらしい。とっとと捕まえて金と貸しを銀河警察様に作る絶好の機会だ」

(船長)「早急に他の海賊どもと連携を取れ!賞金の山分けと銀河警察からの免罪符を口実に人員をかき集めろ!」

(船員a)「サー!!!」


50億という賞金も魅力的だが、それよりもあいつらからの見張りを合法的に抜けることができるチャンスだ。なんなら海賊団を正式な必要悪として受け入れさせる最後のチャンスだろう。この機を逃してたまるものか、、、、



(船員b)「船長!他の海賊から共同戦線を組まないかと誘われています!」

(船長B)「何?海賊団Aエースからか。おそらく同じターゲットについてだろう」

(船員b)「はい!」

(船長B)「最近は海賊団Aが幅を利かせているからな、、断ったらうちの存続は危うくなるだろう、、、」

(船長B)「よし。条件はなんと言っている?」

(船員b)「賞金50億の山分けと、銀河警察からの免罪符と。」

(船長B)「なるほどな。(おそらく、賞金は目当てではないだろう。だが、我が海賊団Bブラスターは資金が底をつきかけている。。。)賞金をいくらもらえるのか聞いておけ」

(船員b)「もう言われております。賞金の配当金額は20億だと」



20億か。10年分相当の運用費だな。免罪符とやらはまだいらん。犬どもに追いかけられているのは(エース)と(クラッシュ)だけだからな。中堅はまだ様子見程度だ。だが、この免罪符を(クラッシュ)に売り込めば、さらに金が手に入るだろう。


(船長B)「要件はなんだ?」

(船員b)「懸賞首の捕獲の手伝いと情報提供。それと今後はこちら側の組に属することです」

(船長B)「くそ、、舐められたものだ。まあエースの傘下に入れば他の海賊団から消される心配はなくなるが、、、」



正直、傘下に入るのはリスクがでかい。銀河警察に目をつけられている海賊団の傘下に入るということはどちらからも目をつけられているということだ。

いざとなれば足切りされる可能性もある。。。


だが、この要件を断れば間違いなく何かしらの報復はあるだろう。ちっ、、、

面倒なことを起こしやがったなノモとかいう餓鬼。


(船長B)「やむを得ん。条件を飲み込め。ただ、一つこちらからも条件を出しておけ。」

(船員b)「なんでしょうか?」

(船長B)「我ら海賊団ブラスターは仁義に重きを置いている。裏切りは絶対悪だ。傘下に組みをし、もし裏切りを行うようなことをするならば殺す。とな。」


船内が船長の気迫と怒りでビリビリと震えている。船員は一言一句間違えないように打ち込み、返信をした。もちろん、相手の海賊団に配慮した内容かつ、こちらの威厳を取り入れた内容で。


船員はブルブル震えながら打ち込んだ。




一方の海賊団Cクラッシュはこの件について落ち着いて対処をしようとしていた。下手に動けば、銀河警察に捕まってしまう恐れがあるのと、最近勢力を拡大しつつある海賊団Aエースに抜かれてしまう可能性もあるからだ。


宇宙海賊団の頂点を務めている船長は極めて冷静に判断を下していた。




その他雑多の海賊団はエースに取り込まれていった。



宇宙海賊団Aエース総勢100万人。宇宙船総数500。

宇宙海賊団cクラッシュ総勢50万人。宇宙船総数150。



ノモを求め宇宙海賊団は全て合わせて、150万人もの追手が追加されていた。


そのことをまだ知らないノモたちは全て警察が追手を放っていると思っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ