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11、運命的な出会い



 プリングの街の側にある草原。

 その草原を抜けると大きな森がある。

 木々が鬱蒼と茂り、もはやジャングル。

 まぶかにターバンを撒き、マフラーのような布で口元を隠す男が木の上に腰掛けていた。

 隙間から見える目鼻立ちで、恐ろしく美男子である事がわかる。


 ──俺なんだけどね。


 噂が広がり草原でのレベル上げを断念した俺は、その先の森に仕事場を移していた。

 大きな岩を持って暴れるとは、なんと失礼な噂だ。


「見つけた! 」


 袋から小石を取り出し狙いを定める。


「くらえ、ストーンスナイプ!」


 俺は新しい魔法を覚えていた。

 小石の大遠投。

 もちろん消費MPは0。

 


 ガゴン!!



 遠くで鈍い金属音が響く。

 捉えた。



【経験値30070 獲得】


レベルが75に上がった

力3

素早さ2

身の守り3

かしこさ3

魅力2

HP6

MP5

それぞれ上昇



 草原を追い出され、渋々と森に移動した俺はこの森で運命的な出会いを果たしていた。

 金属で出来たスライム。

 こいつはやばい。

 見ての通り経験値はぶっ飛んだ設定。

 倒したあとの獲得ゴールドもやばい。


「ごちそうさまです」


 飛び降りて、金属スライムを倒した場所へ。

 そこには山盛りのゴールド硬貨。

 5000ゴールドになります。

 50万円ですよ。

 この世界作った人、設定間違ってない?

 

「金属スライムさん、あなたの死は無駄にしない」


 財布に山盛りのゴールドをしまい、次の獲物を探す。

 草原でも森でも、結局スライムの相手しかしてません。


 俺とスライムの戯れはまだまだ続く。





【ニア】

レベル75

力205

素早さ189

身の守り175

かしこさ217

魅力208

HP362

MP198

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