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秋の桜子詩集

月照らす窓の外

作者: 秋の桜子

黒いろ夜の 窓の外

天鵞絨広げた夜の空


光しろい月ひとつ


空気が凛々冷えてる


霜月黒いろ夜の窓の外

闇いろ染まる杉木立


空を見上げて何想う

恋しいヒトカ

愛しいヒトカ


過ぎた心はひと昔


ひかり白い月ひとつ


晴れた夜にはくっきりと

雨の日近けりゃぼんやりと


ひかり銀白お月さま


盃、満々満たした清水に

ゆらりと銀白うつして

飲干せば はらはら酔うて


一夜の夢が舞い降りる



黒いろ夜の 窓の外

深山で鳴く声鹿の声


ぺきポキぺきポキ

枯れ草枯れ枝踏みしめて

彷徨い歩く 夜の原


今日は今日とて

どうでも良くて


明日が来たらそれでいい


この先ずっと

先の先もその先も


取り敢えず食べて飲んで

風呂に入って寝る部屋が


あればそれだけ


それでいい


黒いろ夜の 窓の外


空は深々冷えていく。


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― 新着の感想 ―
[一言] >取り敢えず食べて飲んで >風呂に入って寝る部屋 +温もりが欲しいです! 我が家のワンコ先生は、今日はずいぶんと早くに御就寝。 >深々冷えていく 時間帯にこそ足元暖房が必要なのに(笑)
[一言] やはり、リズムが良いですね。 音読したら安眠できそう。
[良い点] 取り敢えず食べて飲んで 風呂に入って寝る部屋が ですよね! これがあればいいですよね! あと酒! [一言] リズムがいい! 好き!
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