謎多き男の話 2
「準備は出来たな?」「はい」「おk、なら、お前ら。お前らは女の子、同時に人間として完璧だ。心優しく美人で体つきも良い。だからこそ狙われやすい。俺の周りに居る間は絶対に守ってやる。だから、絶対に俺から離れるなよ?」「~っ」「..........たらし////」「照れるおまえラの方が悪い」初々しいな。皆。
「それと、前に渡した御守り。ちゃんと持ってるか?」「持ってる」「..........ん」おけ。
「じゃあ、行こうか」
青年少女移動中
「よし、ついたぞ」「.........疲れた」「温泉で癒せ、とりあえず入るぞ」「はーい」
中はきれいでザ・旅館ってかんじだった。とりあえず俺はカウンターに行き、
「予約していた恋愛です」「お待ちしておりました、5人部屋でよろしいでしょうか?」「はい、それと、そろそろ敬語無しにしてもらって良いですか?先輩」そう、この人は一宮 瞑。
俺の高校の先輩。面白く優しい人でよく助けてもらっている。この状況知っている知り合いの独りだ。
「そう言うことならまぁ、タメ口でいくわ。ヨッス、おひさやなぁ。最近遊びこーへんから忘れとるんかと思て寂しかったんよ?」「それは、すいません。最近忙しかったもので」「わーっとる。うちかてそんな非常識やあらへんよ。とりあえず、部屋の鍵や。ほなな」「はい」といって、鍵を貰い部屋に行く。「楽しんどるようで、何よりや」ボソッ。
「なんか、非恐さんが敬語なの違和感ある」「分かる、なんか、闇商売してるような感じがする」おいこら。
「なんかいろいろおかしいだろ。とりま、先に温泉行ってこい」そういった瞬間。
コンコン、とノック音がする。
「入ってどうぞ」そういうと、ガラガラと扉が開く。
「お、佐々木か」「そっす、一宮先輩からあなたが居るってきいたんで会いに来ました」こいつは佐々木 勇乃。俺の後輩。気のいい奴ですぐ調子に乗る。でも、不思議と憎めんやつだ。正義感が強い。こいつも事情知ってる人の独りだ。
「皆も、元気そうで何よりっす」「こんにちは、勇乃さん。そっちこそ元気そうですね」「ええ、元気っすよ。そうだ、愛美も居るんで、一緒に入ってきたらどうですか?」愛美っつうのは勇乃の奥さん。まぁ、勇乃は既婚者で子供が二人居る。
「そうなの?ちょっと、行ってくる」と4人は勇乃の部屋に行った。
「子供、大樹君と海斗君だっけ?今何歳?」「大樹が10歳で海人が9歳っすね」「おお、もうそんなになったのか。前あった時は4歳ぐらいじゃなかったけ?」「自分らはあいますけど、大樹たちはあまり会いませんからね」そうか、早いもんだなぁ。
「そかそか、んじゃ、俺らも入るか?久し振りだし積もる話もあるだろ?」「そっすね、何なら今から休み入るって言ってましたし一宮先輩も一緒に」「そうだな」
青年達移動中
「うーん、温泉なんて久しぶりだなぁ」「先輩、相変わらず細いっすね。ちゃんと食べてますか?」「そうやで?えらいほそっこいやないか。ほんまにもの食べてるんか?」「あんたら、あれ食った俺にそんな事言ってるん?」ほんとに、こいつラは。
「そか、非恐君結構な大食いやったな」「なんか逆にうらやましくなってきましたよ、浜寿司80皿食って、何でそんなに細いんですか」「体質だ」「羨ましい」「良いものでも無いがな」太らないっていうのも辛いもんだよ。
「そう言えば、心臓は大丈夫何ですか?先輩」「下手に動かなきゃ日常生活には問題ないらしい」「そっすか、無理はしないで下さい。ただでさえ体弱いんですから」「まぁ、善処するよ。あいつらがいるかぎり休めそうには無いけど」俺は、ある事故で心臓部に穴があいた。助かりはしたが、激しい運動は痛みを和らげる薬を飲まないと出来ない。した後は結構な確率で気絶してしまう。
「まだ、あの子たちには話してないんか?」「はい、体見られる訳じゃ無いですし、気絶するときは寝てたってことにしてます」「おけおけ、まぁ、俺らはお前を応援するよ」「先輩が関西弁じゃ無いの違和感ありますね」「関西弁は癖やからなぁ。しょうがないで」「せやか」「せやで」「はははははははは」やっぱり知り合いとはなすのは面白いなぁ。
「そういや、愛美ちゃんとは仲良くしとるんか?」「ええ、仲良くしてますよ。最高に可愛い嫁です」
「惚気か?もしくは嫁おらんうちらへの当てつけか?」「そーだそーだ」「いや、先輩方だってモテてたじゃ無いですか。鬱陶しいって、避けて来たの自分らでしょうに」「まぁ、うん。先輩はともかく俺は、あれがあるから」うん。
「それはともかく、そろそろあがらん?うち、のぼせそうなんだが?」「ならまぁ、あがろうか」「ええんか?自分長風呂やろ?」「足らなかったらまた入りますよ」「おk」
風呂から上がりまして
「すまんなぁ、二人とも、料理手伝わせてしもて」「大丈夫です。逆にこの量先輩一人でやるのは日が暮れますって」「せやか、おおきに」「はいはい」10人分をひとりで作るのはヤバい。
「まぁ、それじゃあ、なぜか知らんがここに知り合いがめっちゃ集まりました。他もいたらよかったんですが予定会わなかったらしいんで、ここのメンバーで先越します。乾杯」「乾杯!!」
このあと皆で飲み交わし(6人はジュース)、騒ぎ倒しましたとさ。