脇道小道 音楽用語&業界用語?
ちょっと説明が足りなかったかな? と思った語彙を補足しています。
目がチカチカする方はスルーして下さいね〜
さて、木管楽器が一通り終わった所で、今までにでた音楽用語と業界用語? を少し解説していきます。
目線がフルート目線なので所々お許し下さい。
マウスピース
(通称マッピ)
頭部管ともいう。楽器と自分とを繋ぐ大事な場所。楽器本体は変えなくても、この部位を変える事でかなり音色が変わる。
フルートはここが命。あとのコチャコチャしたメカは正直動けばいいのだ。
トランペット、ホルンは2、3本常に常備。
トロンボーン、ユーフォニアムはなんと同じマウスピースで吹けちゃう。
タチェット
オーケストラの楽曲の中でお休みを指示する表記。指示された楽章全てお休み。本番中お休み出来る美味しい指示。
フルートでは1stは余り出てこなく、2ndにたまに出てきます。
楽器によってはタチェットばかりの楽器も。
(特にトロンボーン)
コンサートマスター・コンサートミストレス
(通称コンマス・コンミス)
演奏会での全楽器のリーダー。
吹奏楽ではクラリネットのトップが担い、オーケストラでは1stヴァイオリンのトップが担う。指揮者と演奏者の橋渡し役でもあり、演奏者は指揮者と同じぐらいの頻度で指示を見ています。
指揮者の棒でどーしてもタイミング良く演奏が出来ない時は、コンマスの弓、身体の動きを見て入ります。
リード
楽器につけて音を出す、重要な部位。
シングルリードはクラリネット、サックスが使用。
ダブルリードはオーボエ、ファゴットが使用。
演奏者は本番用、練習用と毎日選定しながら使用。本番用が当日にダメになる事もあり、常に何本かストックしている。
スタンダップ
一曲終わったあと、指揮者に立たせてもらってお客様から拍手を頂く事。ご褒美。
通常ソロを吹いた1stが立つが、楽器ごとに立たせて頂く時は、その楽器が素晴らしく演奏出来た場合と惰性で立たされる時と二パターンあり、どちらなのかは演奏者が一番良く分かっている。
でもお客様、ぜひどちらであっても惜しみない拍手をしてやって下さい。ご褒美はご褒美。なんだかんだ嬉しいんです。
ラッパ
トランペットの事。
ラッパ隊
トランペットとトロンボーンの事。
笛
フルートの事。
笛吹き
フルート奏者の事。
AとかBとか
日本のクラシック界はオタマジャクシをドイツ語で読むのでこの表記に。
ドレミファソラシド
CDEFGAHC
楽器を持っている時に「エーってさ、」と言われると、頭の中は「E」が出ています。「A」ではないです。楽器を持ってないと、普通に「A」です。
ちなみにジャズではコードで話すので普通に英語表記読みをします。
ジャズと絡むとき、コード表記されている譜面は大丈夫なのですが、口頭で「ここ、エーマイナーで」と言われて「Em」で吹いてしまい、違う違う、と言われて中々気づけませんでした。ジャズでは英語表記なので「Am」で吹いて欲しかった、という話。
アンサンブル=室内楽
少人数の演奏団体。木管5重奏、フルート4重奏、サックス4重奏等。
個々の技術を上げる為にやっておいた方がいい団体。仲良しじゃないと続かない団体。いや、段々仲良くなっていく団体?
他人の空似だった人と熟練すれば縁側の老夫婦までなれるかも。トライすべし。
運指=指の使い方。
フルートとサックスは比較的簡単。
オーボエ、クラリネットはちょっと難しい。
どっちにしても慣れたら出来ます。
案ずるな、吹きたい楽器を吹くのだ。
合わせる
自分以外の楽器と一緒に演奏する事。
ファゴットの回で
「じゃ、合わせるね」
を訳すと、
「じゃ、一緒に演奏するね」
という意味になります。
最後までお疲れ様でした、目がチカチカしているそこのあなた、ちょっとブレイク。
ここで休憩して下さいね。
あ、よかったらこの黒糖まんじゅう食べていって下さい。粗茶ですがどうぞ。
では、もし宜しければ金管もお付き合い下さいね。
サリュー