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脇道小道 音楽用語&業界用語? 2

金管が終わりましたね〜 お疲れ様です。

またまた金管の所で説明不足な所を補足、ご紹介していきますね。相変わらずのフルート目線なのと、目がしぱしぱ必須ですよ?

目薬刺しましたか? では、どうぞ!



パッセージ

音楽の中で、経過的に出てくる早い音の流れ。技術を要するのでそこだけ抜き出して練習する必要があります。あまりにそのパッセージがパッと出来ないと、辛く長い、指をきちんと動かせるようにする拷問の様な基礎練習に戻ってやり直してから、パッセージに臨みます……涙。



リハーサル

本番と同じ場所で、本番前に一回だけ合わせる。主に音響のバランスを見ます。

金管はこのリハーサルで本気で吹いてしまうと本番にもたないので、6、7割の配分で吹いていると思います。

中、高の吹奏楽の先生にぜひお伝えしたいのは、本番前に吹かせ過ぎない事。バテて本番ヘタる事が多い。



ガーシュウィン

ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)

38歳の短い一生の中で「ラプソディ・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」「ポーギーとベス」など、現在でも演奏されるベストナンバーを作曲する。

「ポーギーとベス」は聞いたことがなくても、劇中歌で歌われる〝サマータイム〟はご存知なのでは?



ミサ曲

カトリック教会においてミサに伴う声楽曲。

声楽曲からオーケストレーション(オーケストラ用に編曲されたもの)をオーケストラで演奏します。

年代が下がってくると(現代に近づいてくると)最初からオーケストラ曲としてのミサ曲が出てきます。


レクイエム

鎮魂歌。死者の安息の為の曲。


スコア

その楽曲の音、使う楽器が全て明記してある物。

指揮者が使う大判のものをフルスコア。

トロンボーンをはじめ、私たちが主に持っているのはポケットスコアと言います。

フルスコアの縮小版。

これを見て何を勉強するかというと、音楽の構造が勉強出来ます。

自分のパートと同じ動きをしているのはどこか、また、メロディがどこから繋がれて、どこへ繋いで行くのかを読み解きます。

また、指揮者と同様にCD等楽曲を聴きながら音楽全体の流れを掴む為の手助けにもなります。自分以外のパートを意識して吹く事により、アンサンブルの厚みが出たり、より綿密な音楽を作り出す事が出来るのです。



ドソロ

私達が緊張し、でも一番美味しいと思っているソロ。

何十人といるオーケストラの中で一人だけで吹く。もしくは弦を伴奏として一人だけで吹く、美味しい美味しいソロであり、ここをぽしゃったら演奏会全体を潰しかねない場面でもあります。

各管楽器の1stファーストにオーボエ奏者の頭皮に近い方が多いのも、多大なるプレッシャーに打ち勝っている努力の賜物。

(褒めてます!!大惨事いや、大賛辞!!)



ビブラート

あーーーと伸ばした音にほんの少しだけ音の高さを上下に揺らす事。

カラオケとかで自然に出来る方もいるのでは?

フルートのビブラートは訓練をしてつけていきます。最初はゆっくりお腹に力をいれて腹筋を使い、ふっふっと揺らして段々とその感覚を早くしていき、最終的に喉で自然にかけるようにしていきます。

似たようで違う言葉で、ビビラート、というものがあります。

ビビって震えて勝手にかかってしまう音です。

人生初めてのフルートの本番はビビラートでした……(最初から出来る訳がない!笑)



オブリガート

メロディ(主旋律)と並行して旋律的伴奏を奏でる事。

主旋律を引き立たせる為の助奏(助けて奏でる)ともいいますが、めちゃめちゃ美味しいメロディです。ご馳走。

あ、目立ちませんよ?目立たないのですが、合奏の中で音楽の中に入り、バチっと決まってメロディと並奏できた時は鳥肌ものです。

各楽器弾きやすい(良い音が出やすい、又は吹きやすい)音域が当てられている事が多く、気持ちよく演奏出来ます。



お? 思いの外短く済みましたね。

専門用語も2回目ともなるとそんなに出てこないかな?


まあまあ、また弦になると出て来るかもしれないのでお楽しみ。


次回からヴァイオリンです。


今日のお茶は…紅茶にします?

セイロンティーにミルクたっぷりでよかったらご一緒に。シフォンケーキがあったら最高ですね!


では素敵なひと時を。



サリュー



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