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性悪ちゃん

作者: 素生月南

別にあたし、好きでこれ、やってるから。

整形だなんだ好きなこと言ってくる奴もいるけど

好きだから、やってるの。


夕方のスーパーは混んでいる。

やっぱり来るんじゃなかった。

そう柏木めれは思わずため息をつく。

出勤前に、どうしてもここのコロッケが

食べたくなって寄っただけなのに、

すれ違う人はみな私を奇怪な目でみてくる。

はいはい。

私はお水ですよ。

そうですよ。

だからなんなんだよ、ほんと。

世間はキャバ嬢ばかにするけど、

ふざけんなって思う。

はいはい、あんたの旦那、

そう、あんたの旦那も癒しがほしくて

ここに来てるんですよっと。

女の敵、ってちょっと言葉違うけど、

自分が不細工だからって私たちのこと、

ひがまないでほしい。

自分ができないことを

私たちがいともたやすくやってのけるから、

ほんとは悔しいんでしょう?

私たちは知ってる。

どうなめて歩けば男が振り向いてくれるか。

どう視線を投げかければ男が笑ってくれるのかを。

細い細いって、この体だって

生まれもった特性なんだから、

特別なことないよ、ほんと。

私はこの仕事が好き。

話す事が好きだし、色んな世界のことも

ちょっとだけ覗けるし。

長くは続けられないなんて、

誰が言ってんだよ。

私はこの私の仕事が、大好きなの。

尻軽なんて誰が言うんだよ。

あ、悔しいんだ。

自分じゃそうできないもんねぇ、

おばさん。

私は言っておくけど美しく年、とるから。

可愛いおばあちゃんになって、

髪の毛紫にしちゃうから。

素敵じゃん。

夢かもしれないけど、

思い描くことは自由だからさ。

素敵じゃん。






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