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三嬢  作者: 剛あきら
8/9

第7話 帰り道

一道〈よぉっ!黒桐っキラッ☆



ちょっと興奮して声がうわずってしまったぜ。ってかキラッ☆とか俺きもっ!!




黒桐〈なに?あなた、私に何か用でもあるのかしら?



おっ!瀬奈さm・・・いや黒桐が俺の声に反応してくれたぜ!シカトしなかったぜ!ヒャッホー!俺、歓喜!



一道〈黒桐さんっあのさ、もしよかったら一緒に帰らないか。



って何を言ってんだ俺!折角のチャンスを!・・・あーもう俺オワタ(´Д`)



黒桐〈ふーん。・・・いいわよ。じゃあ一緒に帰りましょうか。



一道〈・・・え?



あれ?俺の耳は腐ってしまったのか?それとも俺は夢でも見てるのか?ちょっと確認してみるか・・・



いててててっ!



うん。頬をつねってみたけど、ちゃんと痛みを感じたぜ。っていうことはこれは夢じゃな・・・い?



黒桐〈ふふふ、あなたなにしてるの?行くわよ。



一道〈(今笑われた?)ああ・・・ってちょっと待てよー。



っということで、彼女と(多分途中までかな)一緒に帰ることになったぜ。



・・・あ



そういえばうちの担任が『最近この辺で、夕方に不審者が出没するから、下校する時はなるべく2人以上で帰るように。』っとかなんとか言ってたよなー。


よし決めた。




一道『ねぇ黒桐さん。君を家まで送ってもいい?』



黒桐〈(・ω・)ジー・・・ではお願いするわ。




・・・よし、この機会に色々と聞いたりしてみるか。


テクテク



一道〈黒桐さんは、なんでこの時期にこの学校に転校してきたんだ?



黒桐〈どうしてそんなこと聞くの?



一道〈(質問を質問で返すなよ・・・)えっいやーなんか気になったから。



黒桐〈・・・そんなの、私だってどうしてこの時期にこの学校に転校したのかわからないわよ。



と黒桐がすごく小さな声で呟いた。その時、俺の眼には黒桐がさっきよりも小さくなっているように映った。


一道〈・・・



黒桐〈昨日の夜は、多分・・・いや絶対、自分のベッドの上で寝てたわ。なのになんなの?目が覚めたら、狭い・・・部屋?にあるソファーの上で横になってたのよ。わけがわからないわ。しかもその後も・・・



と黒桐は昨日からさっきまでの事を俺に話してくれた。

軽く1時間は1人でずっと喋ってたぞ。

それを聞いた俺は驚愕した。

いやこんな話を聞けば、誰だって驚くだろ。



一道〈はぁ。信じられないな、そんなこと。



黒桐〈私もできればこんなの信じたくないわ・・・でも今話したことは、すべてホントの出来事よ。一道〈・・・っで明日からはどうするんだ?



黒桐〈どうするって言われても・・・まあ折角あなたが通ってる学校に転校したんだから、そこにとりあえず毎日行くわよ。



一道〈ほう。そうか。




っと俺らはそんな話をしながら歩いていた。



黒桐〈あっここよ。私の家は。



一道〈ああ、ここなのかー。



案外普通の家だ。






っていうか・・・






一道〈なんで俺んちの向かい側が、黒桐の家なんだぁぁぁぁぁっ!?



黒桐〈えっ?私の家の前の家ってあなたのおうちだったの?ふふふ。






黒桐〈これで私とあなたは幼なじみねっ☆

名付けて

『【家が近い=幼なじみ】の法則♪』よっ!



一道〈えっ?えっ?なにその法則!?始めて聞いたんですけど!?



黒桐〈はい、ということで明日から一緒に登校するわよ。もし一緒に登校しなかったらあなた・・・その時はわかっているでしょうね?


一道〈えっ!?わっわかりません。


黒桐〈はぁ?こんなこともわからないの?まあとにかく私は翌朝8:00にあんたのうちの前にいるから、あんたは絶対8時には外にでていること!おk?



一道〈・・・俺は毎日、妹と一緒に登校しているのだが。



黒桐〈へぇーあなた、妹がいたの。じゃあその妹ちゃんと一緒に登校しましょ。



一道〈・・・わかったよ。じゃあまた明日な。



黒桐〈はい。ではまた。




ということで俺は明日の朝もみじと、そして黒桐と一緒に登校することになった。



・・・・・・・・・



・・・・・・



・・・





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