四 裁判
「さあ、入って・・・・・。」
「ひいっ!!」
いきなりアイレが向けてきた剣を避ける為、俺は1歩後退した。
そのせいで俺は穴の中を通ってしまう。
その通った先は・・・・・・・・。
そこがなかった・・・・・・・・。
「うぎゃーーーーーーーっ!!」
俺は紐がが切れたエレベーターの中にいた人みたいに叫んだ。
なにこれ!?落ちたら絶対死だぜ!?
俺は落ちてる途中で意識を失ってしまった。
そこから約2時間は目を覚まさなかった。
俺は目が覚めた。あたりは真っ暗だった。今は夜か。
ちょっと待てよ。俺は記憶を整理してみた。
たしか書写→パソコン→ゲーム→饅頭→胸→彼女→穴・・・・・・・。
適当に連鎖反応のように思い出していく。
アイレ・セイレーセン?
そうだ。彼女が俺をここに・・・・。
俺は周りを見回した。しかし、アイレはいない。
しかし、足みたいなのが目の前に見える。
俺は恐る、恐る上を見た。
「降参しろ。」
なんと武器をまとった兵がいた。
しかも、360度全員銃を構えて。
全員無表情で立っていたのだ。
あれ、あそこに小さく見えるのはアイレか?
「ガンッ!!」
俺は銃のマガジンで殴られそのまま気絶した。
俺はそのあと連行されたらしい。
俺は目覚めたのだった。ベットから立ち上がる。
なんとそこは、裁判所だった。
????????
俺はなんでここに?
しかも、ここの場所確か、被告人の場所だぞ?
もしかして、アイレの触ったからかな?
すると、俺が起きるのを待ち構えていたように、裁判員、観客が来た。
「これから第123123回裁判を始める。」
パチパチパチパチ~~~
何が始まるんだ?
「静粛に。まず議長のお言葉です。」
男はそう言って、となりの議長にマイクを渡した。
「うむ、今回の裁判は人ぎょー、いや間違えた、国の存在危機にかかわるからちゃんとした姿勢で聞くように。それだけだ。」
こいつ、絶対メタボ確定だな。こいつの今日の夕食は絶対ステーキで間違いなさそうだな。
俺はいったい何を考えているのだ・・・。
「では被告人から一言どうぞ」
俺はマイクを投げ渡された。
渡された瞬間っ!!
俺は司会者の顔面に思いっきり投げ返した。
「はにゃああああああ。」
司会者は変な断末魔を叫び、倒れた。
「何をしているのだ、被告人!!」
デブの顔はものすごく赤くなっていた。
「うるせーよデブ!お前にはダイエット食としてダンボール入り肉まんがお似合いだ!」
俺もちょっと言い過ぎたと思ったその時、
「コイツを牢屋にぶち込んでおけ!!」
デブは怒鳴った。
たぶん今日はステーキ8人分を軽く食べちゃうだろうな。
俺はまたマガジンで気絶させられ、運ばれたらしい。
気絶させるのはこの建物の内部の構造を見られたくないからだろうな。
「・・・・様。起きてください。」
俺は気がつく、本日起きるのが3回目だ。
俺は重いまぶたを開けた。すると、女の子が顔のすぐ近くまで迫ってきてた。
「王子様、気がついたのですね!!」
「王子?」