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死屍累々
暫く後の事。
遭難事故で死んだ筈の睦は甦り、帰ってきたのである。鷹山夫妻は喜び、その息子を迎えた…。
然し…。睦には異変があった。
肉体は至る箇所が変色し腐敗している。
覚束ない足取り。朦朧とした意識。
口は半開きで涎を垂れ流していた。
瞳には生気がなく、虚ろ。
睦は…。
生ける屍と変わり果てていたのだ。
だが…。そんな状態であろうとも、鷹山夫妻にとって、睦は、紛う事無く愛する子供であった。息子を迎え入れ、幸福な日々を暮らしていた…。
然し、その幸福な日々は緩やかに変化する。睦の状態は日に日に、悪化していったのである。
皮肉だ。
ソレが意味するのは…。
愛する我が子の…。
死んでいく様を観る事に他ならないからである。




