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第69話 ドルラリア

このページまで来ていただき誠にありがとうございます。無事更新する事ができました。よろしくお願いいたします。

「ここは地下にあるドワーフの国『ドルラリア』だ。ここで採掘される魔石や鉱物を使った加工品を作り、他の国々に売って生計をたてている。南と北二つの坑道があり、ちょうど中間地点に加工場から発展した街がある。ここはその街の中心部にある、管理本部内にある病院だ。・・・・後の説明は面倒くさいから実際に見て説明しようか。」


俺達は翔さんの後ろについて、部屋から出る。


驚いた。


部屋にいた時はあまり気にならなかったが、病院内が明らかに前世の影響を受けているというか、そのままなのだ。


これは間違いなく翔さんの指示だろう。

じゃないとこんなセンスはこの世界にない。


まるで前世での大きな総合病院みたいで、整形外科や内科など様々な科に別れて、老人から子供まで多くの人が利用している。


クリスとアビちゃんは初めて目にする光景に興味津々で、キョロキョロしながら歩くので、何度かこけそうになっていた。


「ビックリするのは早いぞ。外はもっとすごい。」


と翔さんは自慢げな顔。


玄関を出る。

眼前の光景にビックリした。


目の前に、ビル街が広がっているのだ。

しかも道路があって、スクーターや車が普通に走っている。

道路は舗装までされており、ビルの高さは10階位で、かなりの数が建っている。


上を見たら、空があった。。

しかも絵じゃない。

雲が動いている。


何で?

思考が追い付かない。


「な、ビックリしたろ。空は開発に苦労したんだよ。雨まではまだ無理だけど、排水問題が片付いたら、雨も再現するつもりだ。・・・・ちょっと待っててくれ。車持ってくる。」


しばらくしたら、ブオンブオンと、遠くからうるさい音が近づいてくるのが聞こえた。


間違いなく翔さんの車だろう。

この音、翔さんの身なりからして・・・・あんな車?。


建物の影から曲がってきたのは・・・・やっぱりそうですよね。。

ド派手なピンクのセダンだ。


フロントノーズがやけに張り出してて、マフラーが上にそそり立っており、屋根よりも高い!

いわゆる、竹槍出っ歯、シャコタンの『ザ・昭和のヤン車』仕様。


モデルはト○タのマー○ツーですね。

そりゃ、ライトの形状でわかりますよ。


前世のあの頃をを生きた私には、7の段のかけ算より簡単な問題だ。

ちなみに私はニッ○ンのグ○リア派でした。


ちょっとした段差は、斜め走りでクリア。

何?あのスピード。

めちゃ運転上手い。


って盛り上がってるのは俺だけ。


リューの奴は車にはビックリしてたが、ヤン車にはあまり興味がない様子。

フレシアはドン引き、クリスとアビちゃんは目が点になっている。


プワン

懐かしいホーンの音。

パワーウインドウは装備済み。


「お待たせ、乗りなよ。」


窓から見える内装は光沢のある紫色した総ベルベットの内装に、ウッドのハンドル。

きっと乗り心地は最悪だろうな。


「まずは近くの加工場街から行こうか。」


俺達が乗ると車が走り出す。


かなり飛ばしますね。

周りの速度に対する翔さんのスピード、怖いです。

警察がいたとして取り締まりがあったら、必ず捕まって、違反金ヤバッってパターンです。


クリスとアビちゃんは今まで体感した事がないスピード感に怯えている。


やはり乗り心地は最悪。

少しの段差で、車が跳ねる跳ねる。

走ってまだ少しなのに、もうお尻が痛い。


車が信号で右折すると、高架橋を登って、いわゆる車輌専用道路に入った。


スゲー、高速道路も整備されてるぞ。

ここって本当に地下だよな?


「見てくれよ。これがドルラリアだ。こんなのが地下にあんだぜ。ここまでするの大変だったんだ。これも研究熱心で、手先が器用なドワーフだからできたんだ。こいつら本当スゲーんだ。けど、どんなに技術を持ってても、こいつらのほとんどは、地下からは出れない。なぜなら、ドワーフは『大戦』で封印されたドラゴン側についていたから。けどよ、可哀想じゃねえか?あれからかなりの年数が経ってるのに、未だに先祖の罪を償ってるんだぜ。だったら俺が可能な範囲内で出来る事をやってやろうってな。あいつらから俺はリーダー扱いされているが、本来の俺の役割はドワーフの監視。とりあえず今日はドルラリアを案内するから、見ていってくれよ。」


『大戦』ってオーブリーが国へ帰る前に言ってた気がする。


封印されたドラゴン?

『大戦』を経験してるような言い方だったよな。


あー駄目だ。

短時間で入ってきた情報量が多すぎて頭が回らない。


とりあえず今日はドルラリアを知ろう。

『大戦』とか『ドラゴン』は後でゆっくり考えるとするか。


それから俺達は、街の中心部にある工場街と南と北の坑道を簡単に案内してもらった。


とにかく広い。

そしてずっと景色は都会。


毎日、大自然に囲まれて生活している俺達には、車窓を流れる景色を見ているだけで疲れた。


最後に会食をしようとの事で、飯屋へ移動の車中、旅の話になり、目的や俺達が経験してきた事を話したら、翔さんも『どこも一緒だよな。問題点が必ずある。』と言ってドルラリアの様々な問題点を話してくれた。


その中で一番の問題は、労働者同士の対立らしい。


南北坑道労働者の激しい対立。

そしてその坑道労働者を冷たく見下す加工場街の労働者達。


毎日その3者による小競り合いが絶えず、10年前には多数の死者を出す大きな抗争まであったあったとか。


明日は何と、翔さんが俺達にその3グループのトップを紹介してくれるらしい。


魔石の事を考えると願ってもないチャンスなのだが、ちょっと不安だ。

まさか、一堂に会するって事はないよね。


翔さんの意図はわかってるつもりだ。

俺達にできる事だったら何でもするけど・・・・

俺達に演奏力はあっても政治力はありません。


夜にでもこの件についてみんなで話し合わないとな。

みんなの意見を聞いておきたい。


「ついたぞ。遠慮しないで腹一杯食ってくれよ。」


いろいろと考えているうちに、翔さんおすすめの飯屋に到着したらしい。


見ると『酒』と書かれた暖簾に引き戸の店構え。

そこは、酔っぱらいの聖地『居酒屋』だった。





Respect Ginger Root / Loretta

突然、ユーチューブのおすすめに出てきた、英詞のこの曲。聞いてみたらビックリ、70~80年代のシティポップ感が全開な曲でビックリしました。キーボードの音色が抜群に心地良いです。PVも日本っぽかったので日本のアーティストだと思ったら、中国系アメリカ人との事でした。おしゃれでジューシーな曲です。是非聞いてみて下さい。

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