悪魔召喚編2話
ヒロイン登場ォー!!
ウワッキ街は、串焼きなどの様々な屋台が並びいい匂いが匂ってくる。
少し歩いた所に煉瓦造りの建物があった。その建物から様々な、恰好の人が出てくる。
武器を持った人が要ることと、冒険者ギルドと読めなくもない汚い字で書かれていることから、冒険者ギルドだとおもわれる。その建物にミツハは、入っていく。
中に入った瞬間漂う酒臭い匂いが鼻を刺激する。
中に入るとミツハは、妙に誰を並んでいない受け付けへ不思議がりながら並んでいった。
それなりに顔が整っている受付嬢がいるだけ、で、その外の受け付けと変わらないことにさらに不思議がり用件を伝えようと重い口を開けようと決意した。
その直後ミツハへと斧の横振りが飛んできた。
常人なら避けることが叶わない一撃でもミツハに比べれば拙速いいとこだ。
斧を持っている男は、金色の短髪で30代程の容姿だ。
斧を軽く避ける。がそれも短気なこの男には、挑発にしか感じなかったらしく
「テメェ何避けてんだ俺は、余裕だってか?」
斧に炎を纏わせ振ってくる。
「邪魔だ」
さっきのこの男の威勢は如何したのだろう?
ミツハは、拳で斧ごと骨を砕いた。一瞬の出来事だったので何をしたか視認できた人は、少数…ある程度力を持ったものだけだろう。
ミツハにとっては、雑魚だったがここに居る者たちの中では、実力者だったのか?
視認できなくても目の前の男がやったのは、わかったらしく周りの者たちは、戸惑い絡もうとしていた者たちは、汗をかき焦っている。
ビクついた受付嬢にギルドカードを渡し用件をつたえる。
「君…ギルドマスター会いに来たと…伝えてれ」
「エッ…はっい、き、規則ですのでギルドカードを出して下さい。」
カードを出したら…もうわかっているだろう?
皆様あの展開になる事を
「EXランク!?」
受付嬢が騒いだ瞬間皆が騒ぐ…
何故だか、皆が外に出て行く
後方から12歳ぐらいの年だろう少女が飛んできた…強い衝撃と共に
飛んできた少女は、12人しか居ない最強の冒険者たち、
EXランク”虹の魔女”ブロン・スィエルだった。
この、女性は、決して子供では、無い一応成人女性だ。
ミツハは、恨みを込めキッっと軽く睨む。
なのに、呑気に浮いている(物理的に)女は、
「どうしたんだ、私に惚れたのか?」
「違う…惚れるわけないだろ。」
「照れているな」
「だから違うと…もういいクラウドが呼んでいたから来ただけだ。案内を頼む」
寄り掛かってきたブロンを突き放し受付嬢のほうへ向き案内してくれと話す。
「はっい!わかりました」
★ ★ ★
受付嬢に案内され、ギルドマスタークラウドの執務室にノックをし、入室する。
「よく来てくれたな!」
とても元気に話す彼こそが“ギルドマスター“クラウドである。
「ああ」
「懐かしいな、2年前だから俺が28歳の時かカイトと一緒に、パーティーを組で居たときぶりか?」
「ああ、そうだな。」
「お前、コミュ障を発症する前と余り変わらないな!」
「それは、違う!とても苦しくなった。」
クラウドは、あまりの興奮さに、かたまりかけてしまった。
「おっ、おうなんかすまんな!」
「いや大丈夫だ。」
「おい、私を無視するな!!」
ブロンは、軽くきれかけて、白い髪をそり上げている。
「おい、ミツハそこの魔力がとんでもない嬢ちゃんは、どうしたんだ?」
「ああ、そいつは「嬢ちゃんじゃないぞ…殺されたいか?」
彼女にとって、嬢ちゃん扱いは、『お前の母ちゃんデベソ』とか悪口言われるより数倍辛いことなのだ。
「いや、すみません!」
クラウドは、見事な土下座を決め込んだ。
1秒も満たない速さでの完璧なホームだ。
「本題を伝えてくれ…」
「ああ、”真話の祠”にいって欲しい!数日前から莫大な魔力が溢れ出ている!」
「わかった…」
「一人じゃ危険だ、私も行こう。」
「いくらあんたが凄くても、Sランク程度だろ!なら無理だ!」
ブロンは、威圧的な魔力を出しこう言った。
「嘗めるなよ。私は、EXランクだぞ!そして大人だ」
地雷を踏んだクラウドだった──