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光を奏でる

作者:さかもと
 現代日本の地方にある小さな町で暮らす巧は、この春、晴れて中学校に入学する。
 入学式のあと、あちこちで行われている部活動の勧誘を見て回る巧。強引な勧誘に捕まっているところを、上級生のあずさに助けられるが、どこか高圧的な彼女の態度に巧は怖気づく。
 後日。興味があった弦楽器部の部室を訪れたところ、部長の高田と出会う。そこでひょんなことから、近日行われる発表会で急きょ巧が代打として出演することが決まる。
 無事発表会を乗り切ったあと、高田から入部を勧められる。躊躇するが、場に居合わせたあずさの推薦もあり、巧は入部を決める。そこで初めて、あずさが部の一員だったこと、演奏会の欠員があずさだったことを知る。彼女は左手の指を怪我していて、出たくても出ることができなかったという。
 部員となって最初の演奏会前日、巧は自分のギターの弦が切れていることに気づく。仕方なく弦を買いに訪れた楽器店で、店主のおじいさんとギターの話で馬が合う。
 楽器店から帰ってくると、高田と他の部員がもめている声を聞く。そこで、弦が切れていたのは部員の仕業だと知る。自分は妬まれるようなことをしただろうか、と巧は落ち込む。
 当日。部員は士気を高めるが、巧はその輪に加わることができない。それを部員のひとりに罵倒され、思わずあずさに助けを求める。しかし、どこか煮え切らない態度をとられ、巧は打ちひしがれる。会場に向かう皆からはずれ、巧はひとり部室に残る。
 弦の切れた自分のギターを眺め、自分の弱さを嘆く巧。途方に暮れていたところ、ぐうぜん学校を訪れていた楽器店のおじいさんと出会う。おじいさんに優しく諭され、巧は自分の行いを悔い改める。
 巧は会場へと赴く。迎えてくれたあずさに少しは見直したと言われ、すこしずつ自信を取り戻す。
 満を持して巧は舞台へと向かう。
act.1
2014/04/06 04:13
act.2
2014/04/06 04:14
act.3
2014/04/06 04:15
act.4
2014/04/06 04:16
act.5
2014/04/06 04:17
act.6
2014/04/06 04:18
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