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嫁いびりはナンセンス  作者: 櫻木サヱ
崩壊と掌握 ― 愛か執着か、黒い沼の微笑み―

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23/38

連携の罠、女王の応酬♡♡

昼下がり、リビングの空気は一見穏やか。

しかし義母は、わざとらしく台所で夫に話しかける。

「ちょっと手伝ってほしいことがあるの」


その横で義姉もにこやかに微笑む。

「そうそう、私も手伝ってほしいことがあるのよね」

二人の連携が、微妙な心理的圧を生み出す。

――昔なら、この瞬間、胸の奥の沼は暴走していた。


でも今の私は冷静。

目覚めたヒロインは、嫉妬も独占欲も武器に変換する力を手に入れている。


「なるほど。じゃあ、私がまずお手伝いしましょう」

微笑みを浮かべて前に出る。

義母も義姉も一瞬たじろぐ。

――効いた♡♡


夫が私の手を握り、静かに微笑む。

「ありがとう、君がいると助かるよ」

その一言で、義母と義姉の計算は少し狂う。


義母は小さくため息をつく。

義姉も唇を噛みながら視線をそらす。


でもヒロインは知っている。

この戦いはまだ序盤にすぎない。

胸の奥のねっとりとした沼は蠢き、策略を先読みして、次の手を冷静に計算している。


「手伝いは私が先よ。あなたたちも、後でどうぞ」

微笑むその声に、義母の眉がわずかに下がる。

義姉の口角もひそかに引きつる。

――悪魔的支配力、発動完了♡♡


午後、夫が用事で別室に立つと、義母と義姉が小声で相談している。

ヒロインは背後から静かに微笑む。

「私の神様を奪えると思った?」

胸の奥の黒い沼がねっとり、しかし自在に動く。

――この家のすべては、私の舞台。私の神様も、義母も義姉も、もう手の中にある。


夕方、窓から差す夕日がリビングを赤く染める。

ヒロインは微笑みながら、胸の奥の沼を感じる。

まだ蠢くけれど、恐怖ではなく、力として。


「今日も、家は私の掌の上ね」

そうつぶやく声には、静かで悪魔的な自信が宿る。

――そして、次の策略を読む目は、すでに義母と義姉を完全に捕らえている。


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