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ステータスを見るっきゃない!!

 レイス・ローゼンタール 13歳 レベル2

 闇魔法 飛翔1

 スキル 鑑定、料理、読み書き………


「は?」


 どう考えてもおかしいと思う。だって家で1番の魔力だよ?もっと強くてもよくない?ていうかこんなに弱くていいはずなくない??????


「あれ?姉ちゃんってもしかして、弱すぎ〜?」


「やめなよにいちゃん、でも姉さん、雑魚すぎですよね、なんででしょう...」


 うっ...馬鹿ヴァンに煽られたぁ...しかもこれってパイア無自覚なのかな...それともわざとなの...?煽り性能たか、私でもちょっと傷つくんだけど。


「うーん、キミのレベルが低いのは多分、今まで魔法が使えなかったから、じゃないかな?多分あたしたちは今まで少なからず魔法を使っていたワケだし...」


「あと、ちょっと気になることがあるんですが...」


「姉さんの闇魔法の欄、飛翔としか書いていませんよね?うち1番の魔力なら、飛ぶことしかできないわけがないと思うんですが...」


 うぐっ、それは私も気になっていたところ...やっぱりこないだの飛べた魔法しかできないってわけないはず...


「た、確かに...なんていうんだろ、闇魔法ってみんなは感覚で使えてると思うんだけどさ、私はそうじゃないんだよね、なんか使いたい魔法のイメージをハッキリと念じるっていうか。」


「うーん、あたしたちの魔法は無詠唱魔法だけど、キミの魔法は詠唱魔法みたいな感じかな〜?」


「そうなのかな?まあ多分みんなは思う通りに魔法が使える代わりに同じ魔法しか使えないけど、私は脳内で時間をかけて念じる代わりにいろんな魔法が使える、みたいな?」


「えぇ!なにそれ無敵じゃん!俺もやってみてーなあ!」


 うーん。ヴァンは結構煽ってくるけど純粋にめっちゃ褒めてくれるなあ。お姉さん嬉しい。でも私も特別なことしてないのよね。うーーん、


「確かうちの書庫にあった本には闇魔法は人の恐怖の対象を具現化できる能力とあったから...みんなも念じたらできるんじゃない?」


「いちおーやってみよっか〜?例えば、狼になるとか。多分狼に変身するくらいならイメージも簡単だし。」


「ぬぬぬぬ...」「うむむむ...」「うううう...」


「みんな羽生えてないよ?私ならできるんだけどなあ、」


「ムリですよこれー。結構明確にイメージしたけど生えません...」


「俺も無理ー」「あたしも〜」と声が続く。みんななんでできないの?もしかして私にしかできないこと...なのかな?


「うーん、これはレイちゃんの魔力量だからこそできることみたいだね。まあ他にも想像力とか色々要因はあると思うケド。」


「ボクもそう思います...!ボクたちに使えなかっただけですから、レイちゃんさんのみってことですね!」


「俺らも無理っぽかったしなー。羨ましーな、レイちゃん!」


「もーう、レイちゃんってなんだよー!」


 レイちゃんって言われるのは嫌じゃないけど、なんかむずがゆいっていうか...でもとにかくこれができるのは私だけってことだよね!これはすごいことになりそうだぜ!


「あとさー?レイちゃんだけじゃねーんだけど、魔法のとこに数字が書いてあんだよなー。これなんだ?」


 ま、またレイちゃん!嫌じゃないけどちょっと恥ずかしいっていうか...もうこれで呼び方決まっちゃったのかな...


「うーん、魔法のレベル?経験値?じゃない?あたしがやってたゲームでも同じシステムだったし。」


「ボクたちはみんな10とかそれくらいですけど、レイちゃんさん()()1ですね?これもさっきのと同じでしょうか...?」


 うぐっ...また煽られた...もう意識してやってる。絶対に。後で仕返ししてやろう。


「そーじゃない?まーあたしたちが考えててもそんな変わんないよ!」


「そ、そんなことよりもさっ!わからないことはどうせわかんないんだし、他のやつ見よ!スキルとか私気になる!」


「見ましょ見ましょ!なんて書いてありますかねー?」


 パイアを放っておくのは癪だけど、私のも見ないとなー。えーっと、あ、これだ。


 スキル 鑑定、料理、読み書き、数学、文学、力、ダンス、ナイフ、投擲、etc(エトセトラ)...


「なんだこりゃ?いっぱいありすぎてわけわかんねー!」


「うーん、確かゲーム内では魔法はMPを使用して使えるすごい超常現象とかだけど、スキルは何も使用せずに使える技みたいな感じ?だからいっぱいあるはずなんだよね〜。」


 ふーん。じゃあつまりは、スキルは魔法ではなく努力して手に入れる物、二重跳びみたいな?でも魔法はMPさえあれば使えるものなんだね!まあ魔法にも経験値に応じて成長とかはするみたいだけど。


「でも異世界物の小説でよくある鑑定ってスキルがありますよ!他にもちょっとした攻撃みたいなのもあるみたいです!」


「確かに、鑑定はあるけど...これってゲーム内では勇者しか持っていないすごいスキルだったような...?」


「嘘!すごいすごい!じゃあよくある異世界物で鑑定スキルがめっちゃ珍しくてすごいみたいなやつじゃん!」


「でもゲーム内ではあたしたち、つまり悪役令嬢達は使えなかったはずなんだよね〜?多分勇者も使えるけど私たち全員も使える...つまりコレって勇者も転生者ってことなんじゃない?」


「えーっと、つまりどういうことですか?」


 まあ分かるよパイアくん。最近知ったけどお姉ちゃんって頭はいいのに説明下手だから何言ってるかよく分かんない時、あるよね〜。


「えっとね、あたしたち全員が使えて、あたしたちの共通点は転生者ってことでしょ?だけど勇者も鑑定を使うことができる...じゃあ勇者もあたしたちと同じく転生者なんじゃないかなーって。ゲームではあたしたち使えなかったしね〜。」


「あーーー、オレにはわっかんねえ!とにかく勇者も転生者ってことだよな!?」


「にいちゃん、まだそう決まったわけじゃないよー...」


「まあ、そんな感じで考えてくれてて良いよー...あたしの説明が下手なせいだし......」


「お姉ちゃんっ!元気だしてっ!ヴァンの頭の出来が悪いだけだよっ!」


「はぁあ?オレが馬鹿って言いてえのかよっ!」


「にーいーちゃーん!!」


 はん、さっきの仕返しだ。私を雑魚と言った罪は重いぞ!


「そういえば聞きたいんですけど、勇者が転生者だからって何が問題なんですか?ボクこういうジャンル詳しくないので分かんないです...」


「うーん、まあ勇者に転生した人の性格が悪いと私たちを陥れようとしたりするんじゃないかな〜?杞憂に終わるといいケド。」


 うーん?私的にはデメリットだけってわけでもないと思うんだよねー。主人公と敵対しない道もあるわけだし。


「でもさ、主人公の攻略対象やお友達キャラになっちゃったり、転生者として仲良くなれるかもよ!相手が転生者でも意外といけるかも?」


「そうだと良いんですけどねー、」


「お前ら何言ってんだ?コーリャクタイショー?キユー?オレに分かるように言ってくれよ!」


「あーもう!にいちゃんったら!」


 パイアがヴァンにゆっくり説明している。ヴァンはちょっと、いやかなり、頭の出来が悪いと言うか。そのせいかよく分かってない。ああパイア、可哀想に。それもこれも私を煽った罰だ。フハハハハ。


「まーヴァンが分かんなくてもなんでもいい!とにかくこれからの方針きめよ!」


「まずひとつめは、相手が転生者だと期待して、話しかけてみるコト。でもこれは正直おすすめできないかなー。相手にとぼけられたら終わりだし。ふたつめは、攻略対象か友達キャラになるコト。これはなんとかしてイケメンになるしかないねー。元の顔は良いから出来なくもないけどさ。そしてみっつめは、」


「圧倒的な力でねじふせること。」


「ッ!それしかねーだろっ!!」


「に、にいちゃん!で、でもボクもそれが1番いいと思いますっ!」


 いやいやいや、みんななんか選択肢一個しかないみたいじゃん...作戦はたった一個じゃうまくいかないってぇ⤴︎


「はー、みんな。お姉ちゃんも。なんか変な間置いて喋んないでよー。いい?こーいうのは柔軟な対応が必要なの!話しかけるのはないにしても、攻略対象になれるくらいには自分磨き頑張ってよっ!」


「「「はぁーい......」」」


「なに残念そうにしてんのよーっ!」


「明日から自分磨き!ちゃんとやりなさいよっ!」


「「「はぁーーーいぃ...............」」」


「なんでもっと残念そうなのよーっ!!」

投稿時間揃えた方が良いですよね、予約投稿とかで頑張ってみます!毎日...は無理そうなので、2日に1回くらいの頻度でだしたいですね...!毎日投稿の方尊敬です...!!

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