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ごまかすっきゃない!?

two投稿ですな!two話ですわね!おーほっほっほっほ

「お嬢様!?なぜ風魔法を使えるのですか!?そもそもお嬢様はまだ...」


「違うわよ。これは闇魔法。悪魔の翼をイメージしたらこんな感じで羽が生えたの!そんなことより、ちょっと良いかしら。」


「え?」


 流石マーサ、細身だから軽いと思っていたけど、やっぱりメイドとして働いているから鍛えられてて重いね。まあ、今のレイスなら持てる。でも、お姫様抱っこはやりすぎかな...まあ、後で謝れば良いでしょう!


「お、お嬢様!これは流石に...」


 マーサがなんとか言ってるけどまあいいや。ちょっとこの羽がどこまで行けるのかわかんないし、耐えられる重さを調べるだけ。うんうん。


 今のところは全然大丈夫。さすが家1番の魔力ってだけあるね!次はどこまで速く飛べるか調べてみよう。ちょうど次の角を曲がると長い廊下があるからスピードアップしちゃいましょう!


「マーサ、加速するわよ。」


「お嬢様!?加速ってどれくらァアアアアーッ!!!」


 かなり速く行けるね。秒速15mくらいありそう。大体競輪と同じくらい?マックスで60mはいけそうね。まあ、室内じゃやんないけど。あ、もうすぐ壁だ。


「お嬢様!?お嬢様壁が!!おじょっざま゛ぁ!!!!」


「おっと、危ないわね。」


 急に止まったからマーサがびっくりしてる。でも競輪と同じくらいだよ?そんなにびっくりすることはないと思うけど。


 ジェットコースターの方が何倍も速いわ。あっ、でもこの世界にはジェットコースターなんてないのかな。それなら悪いことしたかね〜


「....ま!.....さま!!........おーじょーうーさーま!!!」


「うわっ、マーサ、急にそんな大声出さないでちょうだいよ。びっくりするじゃない。」


「びっくりしたのはこっちですよ!!お嬢様を呼びに行っただけなのに急にものすごい速さで飛ばれされたんですよ!?」


「悪いことをしたとは思っているわよぉ〜」


 やっべぇ、やりすぎたかな。まあマーサだし大丈夫でしょ!


「いい加減にしないとお母様に言いつけさせていただきますからね!」


「大変申し訳ございませんでした」


 やばい。グールお母様はやばい。レイスの記憶でうっすらとだけど、レイスが勝手に外に1人で出て、迷子になってしばらく帰ってこなかった時、家に帰ったらとんでもなく怒られたんだった。


 普通のレイスだったら怒られる様なことしないけど、もう凛が混じってるからついやっちゃったかも。


「なんか...お嬢様...変わりましたね.........」


「そうかしら。特に変わったことはないと思うのだけれど。」


「だってお嬢様、口調も行動も性格も変わったじゃないっすか。なんか、大胆になったというか。」


「.......悪かったわね」


 マーサの敬語が崩れてる。よっぽど動揺させちゃったんだな。素直に申し訳ない。


「そろそろ下ろした方がいいんじゃないですか?お母様怒られると思いますよ?」


「.........そうね」


 お母様に怒られるのはなんとしてでも避けたいところ。絶対めんどくさいことになりそう。もうちょっとこの羽の耐えられる重さとか調べてみたかったけど、仕方ないわね。


「手、離すわよ。」


「いやいやいや、お嬢様そうじゃなくてゆっくり地面に降りてもらえれば、ぐえっ!?」


 私としてもゆっくり降ろしてあげたいのは山々なんだけど、上昇と下降は難しいのよね。前に進みながらならできるんだけど。まあ1mくらいだからマーサなら怪我はしないはず。


「いたた......今回の事は、お母様にしっかりと報告させていただきますから。」


「ごめんなさい!ごめんなさいって!まぁ〜さぁ〜」


「やっぱりさっきの言葉は訂正します。もうお嬢様は別人です。今までのお嬢様ならこんな事するはずないです。口調も変わってますし。本に潰されておかしくなっちゃったんですよ」


「そんな訳ないでしょう?私のどこがおかしくなっちゃったのよ」


「全部ですよ!」


「それでは、私はこれで。あと、今回の事はお母様にしぃっかりと報告させていただきますからね!」


「ごめんって、まぁ〜さ〜」


 あっ、そっぽむきやがった。ひどいよマーサ。私も悪かったかもしんないけどさ。


 ガチャリ。


「遅かったわねレイス。もう体調は大丈夫なの?」


「ええお母様。もうすっかり元気になりましたわ。」


「姉ちゃんおそーいー!」


「ちょっとポルター。下町に遊びに行くのはいいけれど、言葉遣いはきちんとしなさいよ。」


「ごめんなさいお母様...」


 お母様はまだ勘づいていないようね。今までのレイスなら嘘が苦手だったからすぐにバレちゃうけど、舞台女優のガチの嘘、見せてやるわ!


「そんなことより、今日はレイスが初めて魔法が使える様になったのよ!そんな事言ってないで、もっと明るくいきましょうよ!」


「えっ!レイスが魔法を使える様になったのかい?そんな事誰に聞いたんだい?」


「ヴォイドお父様聞いてないの?さっきマーサが考えてたわよ?」


「それができるのは魅了魔法が使えるネクロだけだよ〜」


 お姉様...その話題は今はダメよ!私はまだお母様に怒られたくないわ!話題を逸らしたいけどここで話すと勘付かれそうだし...


「そういえばレイ姉様、初めて魔法が使えたから浮かれてマーサを吹き飛ばしたってコロが言ってたわよパイア!」


「あらレイ姉様がマーサを吹き飛ばしたって本当なのヴァン?」


「レ、イ、ス?」


「ヒェッ」


「魔法が使える様になったということは、とても素晴らしい事だけど、そこで浮かれすぎては、未来が心配だわ。()()魔法が使える様になった事を喜びましょう。でも、後で私の部屋に来なさい。」


「はい...」


 ヴァン...パイア...この双子め...てゆうかお兄様、お母様に怒られる怖さは十分身に染みてるはずなのにさぁ。庇ってよぉ。なんで壁と同化してんだよぉ。あとで絞ってやる。


 この家のカーストは、お母様>お姉様>レイス>ヴァン&パイア>お父様>ポルター>お兄様だかんね!


 パイアも人の心が読める変な魔物召喚しやがって...ヴァンもそんなの使役しなけりゃいいのに...このいたずらっ子どもめぇ...でも可愛いからゆる...す。だがお兄様は許さない。


「ねえちゃ...お姉様のお説教はまた後でにして早くご飯食べ...頂きましょうよ〜僕お腹空いた〜」


「ええそうね。せっかくのシチューが冷めてしまうわ。レイスは後で私の部屋へ来なさい。」


「あ!あとさ、その後でいいからお姉ちゃんの部屋にレイス来てくれる〜?」


「は、はい...わかりました...」


 お母様はわかるけどお姉様はなんで...あ、そうだ...お姉様は心を読めるんだった...じゃあ私に凛が混じってるってこともバレてるんじゃ!?


 それがバレたら何かしらまずいことがあるかな...?ああ、せっかくのシチューなのに粘土食べてるみたいな味がするよぉ...


「姉ちゃんっていっつもそんなもんだいこーどー?起こす様な性格だったっけ?なんか姉ちゃん変じゃない?」


「確かにレイ姉様って初めて魔法が使えるようになっていくら浮かれていてもそんな事をする性格では無いはずよねパイア?」


「確かにレイ姉様はいくら浮かれていてもそんな事をする性格では無いはずよねヴァン?」


「確かに、今日のレイスは少し変だったような...?」


「レイスはいつでも可愛いけれど、今日のレイスは少し変だったね?」


「確かに、いつものレイスならこんな軽はずみな行動をするわけ無いはずよね?」


「「「「「「怪しい...」」」」」」


 うぐ、ちょっとこれはまずいかも?流石の私でも...ここまで注目を向けられた時に辻褄が合うちょうど良い嘘が思いつかないよ...


「ちょっとみんな!今日はレイスが気絶して3日間寝込んだ後に起きたことなんだよ?意識も混乱してるはずだし、ちょっと変なことしてもしょうがなくない?」


「あら、確かにそうね。確かに、意識も混濁している中で説教というのは悪いことをしたわ。後で私の部屋には来なくていいから、迷惑をかけたマーサにだけはしっかりと謝っておきなさいね。」


 お姉様ぁ!ナイスアシスト!!全然意識とかしっかりしてるけどこれでお母様の地獄の説教から逃げられるわ!でも、お姉様は私がレイスじゃないこと、気づいてるはずよね...?一体どういうこと??


「あっ、でもでも、あたしの部屋にはちゃーんと来てね?大事なことを伝えないといけないの。」


 これは.........確実にバレてるな。嫌な汗がすぅー、と背中を伝う。得意だったはずの愛想笑いが、この時は失敗した気がした。

文長くてごめんちょ 文才ください

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