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《3章過去編》完全無欠のサイキョウ勇者の攻略法  作者: MeguriJun
2章【第5次種族間大戦】
25/74

4-0【プロローグ】

ここからがある意味本番です。

第2部スタートです。


界歴0299年八の月某日




「「「なっ!!?」」」




その時、会場全体全ての時が止まったかのように静まりかえった。

闘技場リング内では、抉られた地面と爆煙が立ち込める。

その中心には地に伏せる巨大な龍と何事もなかったかのように平然と立つ、

不敵な笑みを浮かべる少女の姿があった。




「ぉぉおおお大番狂わせだぁぁああああ!!!!!

 一回戦第5試合、オッズ投票累計2位。

 前回準優勝者の暴君・鉄鬼龍アイロニオ・イグルスがまさか……

 まさか…まさかの一回戦敗退ぃぃいいいい!!!!!」




司会者進行兼リングアナの声に呼応すように先程とはうって変わり、

会場が割れんばかりの歓声に包まれる。

円状の闘技場を囲むように、観客席が置かれている。

その周囲には1枚で軍事拠点を数日間守りきれる程の強固な防御結界が5枚分、

5重結界が張り巡らせており、中からの攻撃から外の観客を守る役目をしていた。

その破壊困難な結界を2枚破るほどの猛攻を見せた鉄鬼

そんな鉄鬼に対し…




「傷一つ、呼吸一つ乱さずこの快挙を成し、会場を戦慄させた相手はまさかの人族っ!!!

 それも若干12歳の少女だぁぁああああ!!!!!」




ブンッと握り締める剣を振るい、鞘へ納める。

バリンッバリンッバリンッバリンッバリンッ!!!!!

それと同時に盛大な音が会場に響き渡る。

再展開され闘技場リングを包んでいた5重結界は音を立て、

まるでガラスのようにその全てが割れて消えていた。




「これはもう誰も彼女を止められないぃぃいいっ!!!

 大会史上初の人族による龍族単騎撃破っ!

 噂だけでなく、我々が歴史的瞬間、その瞬間その場に居合わせた生き証人となった瞬間でもありますっ!!!」




唖然騒然を繰り返す会場に背を向け駆け出す。

その視線の先には、本を片手に熟読する青年と自身のことのように喜ぶ少女の姿。

ダンッとその場から、その青年目掛けて飛びつこうとするも、

青年は視線を本から逸らすことなく、少女の顔面を足で受けると、そのまま地面に踏みつけた




「人族最強の称号、その最速のワールドレコードを持つ、頂に立つ頂点の一角っ!

 その少女の名はぁぁあああ!!!!!」




【※大切なお願い】




少しでも








「面白い!」




「続きが気になる!」




「応援してあげてもいいかな」




「更新がんばって!」








と思ってくださった方、応援を是非お願いします(*- -)(*_ _)ペコリ




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 今後とも面白い話を作っていきますので、楽しんでいってください!

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