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7話


翌日から有給休暇となり最初の3日はゆっくり休むことにした。

今までの仕事で疲れてゆっくり体を休めてから改めて女神様のところへ行こうと思ったからだ。


家族も転職に対しては何も不思議に思っていないし、新しい就職先についての疑問も持っていないところを見ると、なんだか女神様を食いしん坊キャラとして認識してしまっていることが不思議に思えてくる。


はっきりいって、美女という言葉では足りないぐらいの美しさだったのだが、ご飯を食べている姿はとても失礼ながら愛らしく見えたし、気持ちの良い食べっぷりにどこか親近感を覚えてしまったものだけど、間違いなく神さまなのだろう。


この、今自分がいる世界のではなく、別の世界のだが。

不思議なことが世の中にはたくさんあるだろうし、日本というお国柄、八百万の神が存在するという考えもはるか昔からあり、そういう考えもおもしろいと思っている。


ファンタジー小説も好きだし、漫画もアニメも年齢関係なく気になったものは見るようにしている。

日本の誇るエンターテイメントだ、漫画やアニメや創作物を否定する人もいるが、自分は40歳だから、いい歳だからという考えは好きではない。

なのでこの自分が直面した不思議な出来事にワクワクしてたりする。


「制服とか返しに行ってくる。」


「はーい、気をつけてね」


母親にクリーニングした制服を返しに行くことを伝えて、家を出る。

クリーニング業者の方、1日できれいにしてくれるのでありがたい世の中だ。

あとは返却するものを紙袋にまとめて、元職場に行き色々と返却する。


そのあとは車で移動してデパートの駐車場の二階へと車を停める。

自分が住んでいるのは田舎だ。とは言っても買い物難民になるほどではない。

車がないと不便で、バスは通るが1時間に一本通るぐらいで休日となるとさらに本数がすくなくなる。

自販機は近くにあるが、コンビニまでは歩きで行くと30分以上はかかる。

市の中心部へ行けばバスの本数も店の数も増えるが、離れたらそんなもんだろうぐらいのほどほどの田舎だという認識でいいだろう。


というわけで、そんな田舎にあるデパートの駐車場だ。

バッグの中から無くさないようにポーチに入れた鍵を取り出す。

斜めがけのバッグはちゃんと身につける、で一度車から降り、車の鍵を閉めたあと女神様からもらった鍵を車のドアにかざすと本来の鍵穴とは違う鍵穴が現れる。


そこへ鍵を差し込み回すとカチッと音がして、そっとドアを開くと先日、女神様と会った部屋への入り口が現れる。

不思議な現象に改めてドキドキしながら足を踏み入れ扉を閉める。

振り向いてみると豪勢な扉があり、ただし、鍵穴は消えている。


ふぅっと息を吐いて改めて振り返ると部屋の中にあるクッションの上でゆったりとくつろぐ女神様の姿が目に入る。


「いらっしゃい」


「先日ぶりです」


軽く挨拶を交わして女神様のそばに歩いていく。


「お店の下見に行ってみますか?」


にっこりと微笑む女神様


「そうですね、どういう場所か気になって・・・その前に何かおやつでも作りましょうか?」


「まぁ!!それはぜひ!!」


「では、台所をお借りします。出来上がったらお呼びしますのでゆっくりしていてください」


「はい、楽しみに待ってますね」


女神様に断りを入れて台所へ移動する。

さて、ではおやつ作りをしましょうか!








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