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49話




ピーマンの肉詰めのトマトソース煮込みの仕込みに取り掛かる。

実際に煮るのは翌日にするのだが、下処理だけ先にしておけば手間がかからない。


まず、ピーマンを準備する。

一食につき2個をお皿に盛るとして、100食分なので最低でも200個作る。


ピーマンの下ごしらえはシャドウに任せて、自分は中の餡を作る。

ピーマンの下ごしらえの仕方は、上のヘタの部分を切り落とし、中のタネを取り除く。


ピーマンの肉詰めといえば半分に切ったピーマンに餡を詰めて焼くのが定番なのだけど、その場合、煮込んだたら餡がポロッと外れてしまうことが多々あるので、あえて半分に切らず、ヘタの上を切って、タネを取り除いた後、餡を詰めて煮る前にお肉の部分をフライパンで焼き固めてから煮ると餡が外れにくくなる。


というわけで、ピーマンはシャドウに任せる。

自分は餡に入れる玉ねぎをみじん切りにする、涙が出てこないようにするためにいくつか玉ねぎを切るときにコツがある。

切れ味のよい包丁を使うこと。あとは玉ねぎの成分が鼻から入るのでマスクをすること。

これで涙が出てくるのが少しは抑えられる。


あとは、フードプロセッサーを使うと便利である。

とはいっても電気で動くものだと片付けたりするのが大変なので最近はホームセンターや百円なお店で百円よりも高いが手動タイプのが販売されているのでそういうのを利用してもいいと思う。

コンパクトだし、人参などもみじん切りにするときに便利だと思う。


ただ、洗うときは気をつけてください。刃で手を切らないように!ですね。


というわけでまずは玉ねぎを皮をむいて、半分に切り、さらにそれを縦横の四当分に切ってボールに移していく。

あとでフードプロセッサーでまとめてみじん切りにするためだ。

その方が大量に作るから時間がかからないからね!


で、玉ねぎを切りながら、シャドウはピーマンの下ごしらえをしながら、話の続きをする。


「どうすれば考えを変えられるんだろうねぇ・・・」


「何かきっかけのようなものがあれば、いいのだろうが・・・」


うーん、きっかけねぇ。

ザクザクと玉ねぎを切りながら、自分の世界のアニメやゲーム、漫画などで、異種族同士の恋愛で、悲恋系とかそういうの読ませたりしてみたいような気もしてきた。

いやいや、異世界にまで日本のサブカルチャーを浸透させるのは・・・楽しいそうだな。


「ねぇねぇ、シャドウさん」


「ん?」


「日本の漫画・・・は、読み方を知らないと難しいか。えっと、小説をこの世界の文字に翻訳して、その人の寝室にそっと忍ばせてみるっていうのは・・・どう?

ジャンルは異種族同士の恋とか。家族が分かり合えなくて悲しくも対立してしまう・・・的なやつ」


ほら、日本にはあらゆるジャンルが揃っておりますので厳選に厳選を重ねて、そっと置いてみて読んだらこっちのもので読み終わったぐらいに次の作品をまた、忍ばせてを繰り返して、なーんて


他の人には妖精さんに協力して読ませないように最初はして、本人が焦れ始めたぐらいに他の人にも読めるようにする、とか


「なーんて、そんなことで考えは変わらないよね」


「いや、面白そうだな」


「え?マジ?」


「ああ、マジだ。それで少し考えてみよう。

最悪の場合、国一つ潰す事を視野に入れていたのでな、それで平和的に解決できるのであれば試してみる価値もあるだろう。」


「いや、言った本人があれなんだけど、イケるかなぁ・・・?」


「あの国は娯楽という娯楽も少ない。

書籍類も基本は書類などが主だっている上に、他種族との恋愛を綴った本などはまず出回らない。」


「そっか・・・、ならさ、悪ふざけで姉と弟のほのぼの系とか禁断の愛とかも出回せたらおもしろそうとか思っちゃうんだけど」


四コマ系の読みやすい漫画で姉弟や兄妹でほのぼの系とか、大人向けの作品でそういうのがあるのでね。と思い提案すると


「ミツル、面白い事を考えるな。さすが異世界人だ」


褒めているのか微妙な褒め言葉を笑顔でいただきました。


「もし、実行したら状況を教えてもらえたら楽しいです。」


「ああ、もちろんだ」


不謹慎ながら、少し楽しくなってきた。

竜人の一族が日本のサブカルチャーに洗脳されたら超楽しくないですか?

海外の方たちも手遅れになっているぐらい日本産の漫画やアニメ、ゲームなどにはまってくださっているので、竜人だってなんだかイケそうな気がする。


さて、玉ねぎを切り終えて、みじん切りにもし終えた。

パン粉に牛乳を入れてふやかしている間に合挽きのミンチを取り出す。

まずはミンチに塩とコショウを振った後しっかり練って、その中にみじん切りにした玉ねぎ、卵、ふやかしたパン粉を入れてさらによく混ぜる。


で、混ぜた餡をシャドウが下ごしらえしてくれたピーマンに詰める。

ここからはひたすら詰めていく作業だ。

ピーマンのヘタの部分に残っている食べられる部分は包丁で切り取って餡に一緒に混ぜてもいいが、今回は無限ピーマンにして食べようと思うので後で処理をする。


途中、子供達も戻ってきて、一緒にピーマンに餡を詰める作業をする。

四人で作業をすれば早いもので、肉詰めはそれほど時間もかからず終了する。

ちなみに餡は大目に作ったので残ったものは後で晩御飯の煮込みハンバーグにする。


あとはスープ用に野菜の下ごしらえとして切っておくだけだ。

シャドウはさっきまで話していた内容をイシュタル様に相談しに行くということで外出し、その間は他の妖精さんたちがこの家を守ってくれている。


ルナとメアは子供達を送ってくれた後お土産にアイスを渡して、妖精の国に帰ったので、別の妖精さんたちである・・・らしい。姿が見えないのでなんともね。


「さて、二人にはこれを使ってお手伝いしてもらいます」


シャドウが出かけた後、仕込みの続きをしようとしたらアルとエルが手伝う!と言ってくれたのだが、遊んできて疲れたでしょ?と聞くと。

やだ!!手伝う!!と頑なにお手伝いをしたいと言われたので手伝ってもらうことにした。

子供達の思いを無下にすることは、自分にはできませんので。


なので、ピーラーを取り出し、まずはお手本として人参の皮を剥く。


「ここで手を切らないようにゆっくりでいいから気をつけてしてね?」


「うん!」


「きおつけゆ!!」


エルには人参。アルにはジャガイモをお願いする。ちなみにジャガイモは煮崩れしにくいメークインである。自分は玉ねぎを切って、スープ用の野菜の下ごしらえだ。

ちなみにメークインにしたのは男爵だとスープにするときに煮崩れたら見た目が悪くなっちゃうからってだけです。

男爵はホクホクしてて美味しいので今度、めんつゆを駆使して肉じゃがを作ろう。


小鉢として出すなら・・・肉肉になっちゃうけどチキン南蛮の日かな〜。


その後、スープ用の野菜の下ごしらえを終えて、晩御飯に残った餡で作った煮込みハンバーグ、ピーマンを使った無限ピーマン、あとは下ごしらえで切った野菜を使って豚汁を晩御飯のメニューにすることにする。

同じ材料でもちょっと変えれば別の料理になるから、料理って面白い。

さて!晩御飯ができるまで、子供達はお手伝いをして疲れただろうから、二つに分かれるカフェオレ味のアイスを手渡して、部屋で休憩をさせる。


シャドウが帰ってくるまでに、晩御飯を完成させるぞー!




読んでいただきありがとうございます。(*^^*)


さて、日本のサブカルチャーは竜人の皆様を洗脳wできるのでしょうか?

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