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29話 魔人族との戦闘


「おいおい、嘘だろ!」


 ユウマが叫ぶと同士に、魔人族の男が地面を殴りつけると、そこから亀裂が走り、ユウマ達が乗ってる馬車めがけて地面が割れ始める。


「アイン、馬車を右に!」

「わかってる!」

 

 咄嗟に馬車を右に傾けて回避しようとするが、亀裂の方が早く、馬車の左後方が砕かれる。


「きゃぁぁぁ!」

「セレア!」


 ちょうど左後方にいたセレアは、外に投げ出されるが、ユウマがセレアの手を掴んで馬車の中に引っ張り込む。

 ユウマはアイテムボックスからショットガンを取り出し、魔人族めがけて撃ち込むが、闇の壁に防がれる。


「ちっ! やっぱり無理か」


 ユウマが悪態をついていると、魔人族は近くの木をへし折り、馬車めがけて投げつける。

 それを見たディアは、ブレスでその木を破壊する。


「下等種族が、小賢しい!」


 魔人族は馬車めがけて肉迫してくるのを、セナが地面から氷の針を出し、魔人族に攻撃するが、闇を纏った拳で粉砕される。


「アイン、シーナ、セレア、エレナは馬車を遠くに停めて来てくれ! 残りのみんなであいつを殺る!」

『了解!』


 ユウマ、ディア、セナが馬車から飛び降り、魔人族めがけて走り出す。


「ディア、本気出していいぞ!」

「わかったのじゃ!」


 背中に翼を生やしたディアは、一気に魔人族の目の前まで飛んでいく。

 

「セナさんも前衛で! 俺は後ろでサポートします!」

「わかった!」


 セナもディアの後を追って、魔人族めがけて走り出す。

 ユウマはその場で立ち止まり、アイテムボックスからロケットランチャーを取り出す。


「これでもくらえ!!!」


 その引き金を引き、ロケットランチャーの弾が魔人族に直撃する。

 だが、そう簡単には倒せないことを知っているのか、ディアとセナはそれぞれ右と左から同時に攻撃する。


「なっ!」

「くっ!」


 土煙が晴れると、ディアとセナの攻撃を素手で止めている魔人族が立っている。

 だが、そんなことも予測していたかのように、ユウマはディアとセナに指示を出す。


「ディア、セナさん離れて!」


 ユウマの合図と同時にディアとセナが離れた瞬間、ユウマが投げた手榴弾が爆発する。

 

「まだだ!」


 アイテムボックスから光線銃を取り出したユウマは、土煙に覆われた魔人族めがけて死の光を放つ。

 地面を抉り、木々を倒しながら、魔人族に直撃する。


「やったか」

「いや、それフラグ」


 ユウマは嫌な予感をして魔人族の方を見ると、土煙から一瞬でユウマに肉迫してくる。


「───っ!」


 咄嗟に両腕をクロスさせ、魔人族の蹴りの威力を防ごうとするが、蹴りの威力が強く、後方に吹き飛ばされる。

 ディアはブレスで攻撃するが、簡単に避けられ、闇の針がディアを襲う。


「こんな攻撃じゃ、傷もつかないのじゃ!」


 両腕を身体強化で強化したディアは、裏拳で闇の針を粉砕する。

 その隙に魔人族の背後に回ったセナは、2本の剣で魔人族に攻撃する。


 魔人族は闇魔法で剣を作り、セナの斬撃をなんとか防ぐが、セナに気を取られすぎて、他の2人を意識を外してしまったのが、運のつきだ。


「詰みだぜ、魔人族!」


 ユウマは木々の隙間からショットガンで魔人族の眉間を狙うが、それに気づいた魔人族は、顔を左に傾けて回避する。


「今だ、ディア!」

「わかったのじゃ!」


 魔人族の背後から、身体強化した拳で魔人族の後頭部を叩きつける。

 地面にクレーターを作って、魔人族の体が地面にめり込む。


「がはっ!」


 流石竜人族といったところだろうか、戦闘種の一撃は強く、かなりのダメージが入っているようだ。


「ユウマ!」

「わかった!」


 アイテムボックスからハンマーを取り出して、空中から自由落下の要領で魔人族に叩きつける。

 ユウマはすぐにその場から退避した瞬間、セナの氷の氷柱が魔人族を襲う。


「これで………どうだ?」


 土煙が晴れると、傷だらけだが何とか立っている魔人族がいる。

 

「まだ生きてるのかよ」

「しぶといのじゃ」

「流石魔人族」


 3人は魔人族を称賛をするが、すぐに臨戦態勢を取る。


「まだ、我は倒れない………」


 魔人族が最後まで言い終わる前に、エレナが“雷動”で一瞬にして魔人族の真横まで移動して、その首を跳ねる。


「大丈夫ですか、ご主人様?」

「お、おう。大丈夫だ」


 いきなり現れたエレナが、あっさりと魔人族の首を跳ねたことに、ユウマは驚きを隠せない。

 ディアとセナも驚いているのか、開いた口が塞がらない。


「馬車の方は大丈夫だったのか?」

「はい、少し遠くの所に止めたので大丈夫です」


 馬車の場所を聞き、ユウマ達は馬車のある場所まで歩いて行く。


「ユウマ君、大丈夫だった?」

「ああ、なんとか。エレナのお陰だけどな」


 そう言ってユウマは、エレナの頭を撫でると、エレナは嬉しそうに微笑む。

 

「気を取り直して、出発するか」

「はい!」


 そうしてユウマ達は、再び北の森を馬車で走り始める。


 ✼


「あれが魔人族の襲撃があった町か」

「そうみたい」


 ユウマ達は魔人族の襲撃があった町を見渡せる、崖の上に来ていた。

 その町はほぼ半壊状態で、決して町とは呼べない状況だった。


「ユウマさん〜、見てください〜、あそこに魔人族がいます」


 シーナが指差した所を見ると、そこには確かに魔人族の姿があった。

 他にも2体の魔人族を見つけ、合計3体の魔人族がいることがわかった。


「2人1組で行くしかないな」

「そうじゃな」


 シーナを残して、ユウマとディア、エレナとセレア、アインとセナの組み合わせだ。


「敵を倒し次第、それぞれ援護に回ろう」

「わかりました」

「わかったわ」


 作戦が固まり、ユウマ達は丘の上から飛び降りる。

 何事もなく着地し、町の入口まで走り出す。


「真ん中にいる魔人族をアインとセナさんが、右後方にいる魔人族をエレナとセレアが対処してくれ」

『了解』


 ユウマの指示に全員が答え、それぞれ自分が担当する魔人族の元へ走る。


「ユウマ、妾は先に行くぞ」

「わかった、頼む!」


 ディアは背中に翼を生やし、普通の人間では並走出来ない程のスピードで、町の中を駆け巡る。


「マジで速いな」


 ユウマは苦笑しながら、ディアの後を追うように走る。

 先に行ったディアは、少し経つと魔人族の姿が見え始める。


「まずは一体目じゃ!」


 身体強化で強化した腕で、魔人族が後ろに向いている間に、その後頭部に殴りつけるが、拳が直撃する瞬間、魔人族は体を右に反らし、ディアの攻撃を回避する。


「竜人族が何のようだ?」

「お主を倒しに来たのじゃ!」


 続けざまにディアはブレスを吐くが、魔人族は後ろに跳躍して回避する。


「そんな攻撃じゃあ、俺を倒せないぞ」

「それはどうかな?」


 後ろからの声に魔人族は振り向くと、2丁のショットガンを持ったユウマが立っていた。


「勝負はこっからだぜ」


 そう言うと、ユウマは不敵に微笑のだった。


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