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「意味分かんねぇ。なんなの?なんなわけ?異世界とか嘘だろ⁉︎つか、お前もなんでここにいるんだよ⁉︎俺は、もう二度とお前とは関わんねぇでいようって決めたとこなんだよ‼︎どっかいけ!」

 海斗がまくしたてている。この2人は知り合いではあっても仲は良くなかったな、最初は。この世界に来る前の2人の事は知らないけど何かあったらしい。海斗はかなり嫌そうだ。そして、どうやらそれは彼だけではないらしく。

「なんで私に当たるの?というより、関わりたくないならそっちが消えろ」

 本当にキツイよね。2人とも。その後も言い合いを続けていたけど、ふいにピタッと喧嘩の声が止む。2人そろって見ている先。そこには魔物がいた。


 その魔物の存在こそが、1度目の彼らが召喚された理由だったりするんだけど、まぁ、その事はもちろん知らない訳で。


「なんだ、あれ」

 海斗が独り言のようにかすれた声で呟いた。無理もない。この世界の人々も、最初奴らが現れた際に浮かんでいた表情は、恐怖ではなく茫然だったから。

「……な、ん、だろ…………」

 適応力が高い夕希でさえ最初はこうだった。奴らはそれだけ存在が異質だったの。


 別の世界に住んでいるはずの魔物が、どうしてこの世界に現れたのか。それを知るのは、まだ先のことだったね。私も理由を知った時は驚いたなぁ。

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